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2023/9/1

No.99「地域と共にこれからも挑戦し続けていきたい」
●2013年卒業:石井 千紘 さん

在学時の研修旅行がきっかけで

 2013年卒の石井千紘と申します。

 産社での学生生活を振り返ると、「何の仕事に就きたいか」にとどまらず「これからどのように生きていきたいのか」といった自分自身のこれからのビジョンにしっかりと向き合うことができたと感じます。

 私が「人間福祉」専攻を志望したきっかけは、研修旅行でオーストラリアへホームステイに行った際に障がいのあるホストファミリーと一緒に過ごした経験から、多様な人との交流により、新たな価値を創出できると実感し、老若男女・障がいの有無問わず誰でも自分らしく過ごせる社会づくりに興味を持ったからです。

「東日本大震災」への復興支援の取り組み

 産社では専攻の分野はもちろん、複雑化する社会に対して多角的な分野から立体的に学ぶ機会が多くあります。特に印象深いのが、私が在学中に発生した「東日本大震災」への復興支援の取り組みです。産社の企画研究として、被災された中高生を京都にご招待し、京都ならではの体験を通して、大学生や京都に避難された方々と共に励ます関係を構築する“おこしやす癒しやす京都”と題したプロジェクトを発足。学年も専攻も異なる学生同士が学び合い、企画を進める上で、共通の想いに一人一人の“個性”が掛け合わさった時の強さを改めて知りました。また、“今”という時間が当たり前ではないということも。

 課外活動では、Jリーグガンバ大阪専属のチアダンスチームに所属。当時キャプテンをしていた私はメンバーと共に私たちに今できることは何かを日々考え、試合や地域のイベント活動においても、従来の枠組に囚われることなく新たな試みに積極的にチャレンジしてきました。

新たな価値の創出へ

 このような経験を通して、「地域の繋がり」や「人の笑顔」が私の喜びややりがいだと実感し、(株)京都銀行に入行。現在は「イノベーション・デジタル戦略部」という部署でDXに関する企画・推進の仕事をしています。具体的には、事業先に多様なサービスをワンストップで提供する会員制のWEBサイトや地元ならではの逸品を集めたオンラインショップ“ことよりモール”の企画・プロモーション、DX人財の育成等を担当しています。「学生」×「地元企業」とのコラボ企画も現在進めており、新たな価値の創出に邁進する毎日です。

 一方プライベートでは、学生時代に所属していたガンバ大阪チアダンスチームに「プロデューサー」という立場で戻りました。 これからも大好きな地元「関西」を多方面から熱く盛り上げていけるよう、固定概念に囚われることなく、何事も楽しみながら本気で挑戦し続けていこうと思います。

●石井 千紘(いしい ちひろ)

卒業年月日 2013年3月 卒業
出 身 地 大阪府
現 住 所 大阪府
勤 務 先 ㈱京都銀行
ゼ ミ 名 有賀郁敏先生
所属サークル
団 体
ガンバ大阪チアダンスチーム