2014/9/22
はじめまして。産業社会学部人間福祉専攻国際福祉コース2012年卒の平野桃子です。
校友向けのページでもあるとは聞いておりますが、私は特に大学生や受験生に向けて、メッセージを送りたいと思います。
私は高校を卒業するまでの18年間を福岡県で過ごし、大学入学時に京都に引っ越し、就職時に岩手県に移り住みました。現在は岩手県の大船渡市役所に勤務しております。
なぜ岩手で就職を??といいますと、大学3回生の時に発生した東日本大震災の後、被災した大船渡市に一度だけボランティアに行ったことがきっかけになりました。たった一度のボランティアを、自分の中でなかったことにしたくない。そんな気持ちから、大船渡市に就職することを選択しました。私のその選択を支えた一つに、産社での学びがありました。
産社はとても自由な空間です。学問に励むこともできるし、課外活動に全力を投じることもできます。「大学生活を何に費やすか」が、学生に委ねられている、そんな学部です。
より多くのことを学ぶために大学を5年で卒業することを選ぶ友人も、留学するため1年休学する友人もいました。遊んでたら単位が足りなくなってやむなく5回生に、という友人もいました(笑)。そんな産社の学生に共通しているのは、「自分の想いを形にするため、一般論にとらわれず、我が道を行く!」という感覚かなと思います。そういう自由で一生懸命な人との出会いが、産社でたくさんありました。私自身は在学中に特別何かを成した!ということはなく、普通に単位とって普通にバイトしてたまに旅行して、という生活をしていたので、何かに全力で超熱い、産社の学友が羨ましくもありました。
そんな空間に4年間いたものですから、自然と、就職という大きな選択は一般論にとらわれず自分の頭で導きだすものだ、そう考えました。その結果導き出されたものが誰かから見れば「考えられない選択」であっても、自分にとって「最高に価値ある選択」であるならば、その選択は絶対に正しいと、産社で過ごした4年間は思わせてくれました。いつの間にか、自分の感性を信じることを友人の背中に教えてもらったのだと思います。もちろん今も、自分の選択は最高だと思っています。
これから自分がどういう生き方をしていくのか、正直よくわかりません。でもその先のわからない感じを楽しみつつ、これからも自分が価値あると思うものごとを選びとりながら生きていきたいと思います。
自分が自分であるために必要なことは何か、産社の後輩の皆さんにも、それぞれの4(~8)年間で見つけていってほしいなと思います。
●平野 桃子(ひらの ももこ)
卒業年月日 | 2012年3月 卒業 |
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出 身 地 | 福岡県 |
現 住 所 | 岩手県 |
勤 務 先 | 大船渡市役所 |
ゼ ミ 名 | 松田亮三ゼミ |
所属サークル 団 体 |
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