2015/6/25
とても意地悪な店だと思われるかもしれません。
でもこれは長年研究してきた今のベストです。
「お客様を美しくする」から「お客様が美しくなる」というシフトです。微妙な違いですが、結果は大きく変わります。
私は100年以上続く家業、理美容業の4代目なので、先代までの土台にも恵まれています。しかし、京都という土地で続けるならば常に挑戦し続けないと、あっという間に終わります。どんな時代もお客様を研究し続けないといけません。
「定説は今もっともらしい仮説である」
誰しもが当たり前と思っているような習慣に疑問を持ち
「少数派の中にこそ正解はある」
ビッグデータもいいけれど、一人一人丁寧に聞き取り
「どこの誰でどんな立場の人がどう言っているのか?」
をきちんと整理して真実を導くというフィールドワークが活きています。
統計学では出てこない、お客様の生の声からサービスを起こすというスタンスは生涯続けていきます。 先生から学びきれなかったことは、先生の奥様やゼミの先輩方から現在も学ばせて頂いております。
お客様の声なき声に耳を傾け、「カットしてほしい」の裏側にある要望を解決し、365日の美しさの可能性を伸ばし続ける。これはお客様との共同作業であり、真剣勝負でもあります。今、お客様が求めていることは決して「カットやカラー」ではありません。ただただ「美しくありたい」ということです。それを叶える「技術」「アイテム」「システム」「空間」が100年がかりでやっと確立できそうです。
4回生で40単位取ってギリギリ卒業した私を選んでもらえる辺りが「さんしゃ」らしさでしょうか(笑)。このような機会を頂けて感謝申し上げます。在学中は月にバイトを150時間くらいして、専門学校とダブルスクールして、本当にゼミくらいしか行ってなかったかもしれませんが、それでも人生に大きく影響を与えてくれた「さんしゃ」は世界でも類を見ないところなのではないでしょうか。魅力的な方を排出し続ける理由が卒業して10年弱、やっと分かったような気がします。
●久田 智史(ひさだ さとし)
卒業年月日 | 2006年3月 卒業 |
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出 身 地 | 京都府 |
現 住 所 | 京都府 |
勤 務 先 | ひさだインダストリー(株) |
ゼ ミ 名 | 深井純一ゼミ |
所属サークル 団 体 |
POLICY(バレーボール) |