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2016/4/26

No.52「今生きる産社での学び」
●2011年卒業:高橋 真喜さん

思った以上の幅広い学び

 受験生の皆様、産業社会学部生、校友会の皆様、こんにちは。2011年に卒業しました高橋真喜と申します。こうしてこの時期に産社での学びについて思い出していると、9年前に京都に下宿し始めた頃を思い出します。

 私が産社へ入学を決めた理由は、スポーツを多面的に学びたいという気持ちが強く、その点に関して、その他の大学や学部にない学びの場があると感じたからです。実際に入学してみると、授業の幅の広さから、専攻科目とは別に他専攻の授業も受講できたこと、また、それ以上に様々な志を持った友人と出会い、学びを共にできたことで、非常に刺激的な学生生活を送ることができ、思っていた以上に幅広く、深く学ぶことが出来ました。

現在の仕事や生活面で役立っているゼミ活動

 そんな中でも一番重要だったと思うのがゼミ活動です。私は、漆原ゼミに所属し、スポーツ生理学を中心とした学びを専攻しました。漆原ゼミでは、スポーツ生理学を中心に各個人の競技や興味に沿ったテーマで実験、検証をしました。その過程では、漆原先生から常に「なぜ?」や「自分はどうしたいのか」と問われ、自分の考え方の甘さを痛感するとともに、その考えが社会にとって有意義なものかを考えさせられました。ただ、今になって考えると、この経験こそが現在の仕事や生活面で一番役に立っていると思います。社会に出て働き始めるとこの問いの繰り返しで、今自分がどうしたいか、どうすべきかを社会のニーズと紐づけて考えられるか…その根底にあるのがゼミ活動であり、卒業論文への取り組みだったように思います。

 また、漆原ゼミで毎年恒例となっている卒業発表会には、在校生、卒業生が何十名も集まり、お互いに刺激し合っています。そんな大切な仲間を作ることが出来たこと、そのような場を作っていただけることもゼミ活動での財産の一つです。

卒業後も"つながる"喜び

 現在は、家業である花屋と墓石店の両方を継いでいます。地域の小さな会社ではありますが、地域社会への貢献や地域活性化など、産業社会学部で学んだことがたくさん詰まっている職場です。また、今では、「なぜ?」とスタッフ(もちろん自分自身にも)に問いながら、お客様にとって、社会にとってよりよい会社にしていけるよう、スタッフとともに試行錯誤している毎日です。

 先日はゼミの友人の結婚式でお花をプロデュースさせていただきました。友人の特別な日に関わることができ、花屋をやっていてよかったと改めて感じました。また何かのつながりで、産社の皆様と関わることが出来れば幸いです。埼玉にいらした際にはぜひお立ち寄りください。

●高橋 真喜(たかはし まき)

卒業年月日 2011年3月 卒業
出 身 地 埼玉県
現 住 所 埼玉県
勤 務 先 有限会社花秋
ゼ ミ 名 漆原良ゼミ
所属サークル
団 体
サッカーサークル