2017/10/27
私はNue incというアイデアとクリエイティブを生み出す会社の代表をしています。
企業のブランディングや、コンセプト作成、広告や施設、新商品のクリエイティブディレクションやアイデア制作を様々な表現領域を横断しながら制作しています。
学生時代にクリエイティブではなく広い意味でのメディアについて学びました。鈴木みどり先生(ジェンダー論で活躍された方だったと記憶しています)との出会いが私に大きなチャンスを与えてくれました。
産業社会学部に入学すると20人ほどのゼミのようなクラス分けが行われ、そこの担当教員が鈴木みどり先生でした。10年以上も前なのでうっすらとしか覚えていませんが、グループワークの中で「メディアを作ったらどう?これからは人がメディアになる時代ですよ」と助言をいただき、産業社会学部の仲間たちでフリーペーパーを創刊しました。
入学してから卒業するまで、フリーペーパーを季刊で創刊しつづけ、インタビューをしたり、広告出稿の営業をしたり、イベントをしたりとメディアを持つことから始まり様々な経験を積むことができました。この活動のおかげで京都の芸大生との繋がりも生まれ、その中でクリエイティブの持つ力に魅了されたのが今の仕事のキッカケでもあります。
立命館大学の良いところは、たくさんのカテゴリの違う学問が学べるということです。普通に考えると自分が通う学部の講義を受ければ良いと考えがちですが、周りの学部を見渡せば魅力的な講義や先生がたくさんいます。私は他学部の講義や他大学の講義を受けたりと自分の興味の赴くままに学問の扉を叩くことができました。義務教育での学びより、大学での学びは自分から学びにいく楽しさがありました。
フリーペーパーという名刺のような媒体ができたことで、いろいろな京都の先輩たちから人を紹介いただいたり、たくさんの表現のチャンスをもらうことができました。大学で学び、学外でも学びがある。京都は狭い街ですが、たくさんの先生がいるんだと気付かされました。
今、私は京都造形芸術大学で講師をしています。当時の私のような学生によく出会います。大学は勝手に学びや体験の機会が訪れるわけではなく、自分で拾いに行かなければいけないと教えています。そして、学生だった頃、私にたくさんの機会を与えてくれた京都の先生たちのように今学生にできるだけ多くのチャンスを作っていければと考えています。
この学部で得たキッカケでたくさんの仲間と出会うことができ、たくさんの挑戦の機会を得ることができました。大学で過ごした時間が私にとって大きな資産となり、今もいろいろな挑戦をすることができています。
大学生活は長いようであっという間です。必ず仲間と出会うと思います。その仲間と夜な夜な自分たちのやってみたいことや、今までやったことがないことで盛り上がり、ぜひ実行してください。何かを始めると次々と新しいチャンスが舞い込んできます。
●松倉 早星(まつくら すばる)
卒業年月日 | 2006年3月 卒業 |
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出 身 地 | 北海道 |
現 住 所 | 京都府 |
勤 務 先 | Nue inc |
ゼ ミ 名 | 鈴木みどりゼミ |
所属サークル 団 体 |
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●01 「HOTEL ANTEROOM KYOTO」 コンセプト/チームメイク/WEB
●02 「さくらクーピー40周年記念 わたしだけのはらぺこあおむし」 アイデア/アートディレクション
●03 「岸田繁 「管弦楽のためのシチリア風舞曲」」 ジャケットデザイン
●04 「KYOTO OKAZAKI LOOPS」 クリエイティブディレクション