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2019/1/25

No.84「憧れの京都の街へ」
●1996年卒業:三上 由佳さん

担任の先生の勧めで… 立命館へ

 幼少の頃より音楽大学への進学を目指し、ピアノの練習に明け暮れる高校生活を送っていました。1年生の冬、自らの過失により右手首を骨折、音大受験を諦めました。進路に悩んでいた3年生の夏、学生時代を京都で過ごした担任の先生に「京都はいいぞ!」と言われたのです。

 1992年4月1日、都市・生活コースに入学し、必修科目ほか選択科目は自分の自分の興味ある分野を中心に選びました。“社会学”という実生活に比較的近い現代社会における都市、福祉のこと、産業革命以後のヨーロッパや北米における社会や経済の変遷など・・・初めの2年間は毎日、金閣寺道を自転車で駆け抜け衣笠キャンパスへ通いました。学而館の大教室で授業を受け、談話室での友人とのお喋り、存心館や以学館の学食巡り・・・楽しかったのです。

 授業が終わると原谷グラウンドへ向かう生活でした。

パンサーズ創部以来、初めての日本一!! そして、卒業後は…

 1994年11月26日、阪急西宮スタジアムにて京都産業大学を31-0で下し7戦全戦で関西王座。そして、12月18日、阪神甲子園球場にて関東王者の法政大学に24-22で勝利し悲願の学生日本一に!!マネージャーの1人として頂点に立てたことは大きな誇りです。当時の立スポ、新聞の切り抜きやパンフレットは今も大切に所有しています。

 卒業後は内定をいただいた企業に入社し、情報システム部門に配属され、退職するまでの5年半、北海道~石垣島と全国各地を飛び回りました。店舗を回ってのPOSシステムの指導業務で私よりも役職、年齢も上の方が圧倒的に多かったのですが、体育会で培われた精神力、忍耐力で問題を解決し、乗り越えていきました。

現在は…さんしゃOGとして

 ピアノ教室を主宰しています。大手音楽教室では6年間、講師稼働しました。かつて学んだことを活かすべくグレード試験合格、指導者ライセンス全級取得、コンクール全国大会入賞など目標を掲げては突破してきました。演奏指導の他セレモニープレイヤーとしての活動、施設等への慰問コンサート活動もおこなっています。

 基礎演習クラス、ゼミ仲間はじめ大勢の友人とめぐり逢って充実した4年間を過ごしました。感謝の気持ちでいっぱいです。多様性、可塑性、柔軟性、何かひとつの目標に向かう姿勢、達成感など人生をいかに彩っていくかをも学びました。校友会幹事、福岡県校友会 副会長、体育会アメリカンフットボール部OBOG会 九州支部長として立命館への恩返しの真っ只中です

●三上 由佳(みかみ ゆか)

卒業年月日 1996年3月 卒業
出 身 地 福岡県
現 住 所 福岡県
勤 務 先 ピアノ教室 MUSIQUE☆ETOILE
ゼ ミ 名 吉成 大志ゼミ
所属サークル
団 体
体育会アメリカンフットボール部 パンサーズ