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コロナ禍で見送っておりました、産業社会学部名誉教授の遠藤保子先生をしのぶ会を開催いたしました。
当日は、卒業生、ご友人をはじめ、立命館大学関係者の先生方もご来臨くださいました。
はじめに黙祷を行った後、第一部はお二人の方からの懐かしいお話を伺いました。お一人は、日本スポーツ人類学会など、遠藤先生とはご研究分野で交流がおありでした寒川恒夫氏、もうお一人は遠藤先生とは学部生時代から長年のお付き合いでいらっしゃる原田奈名子氏にお願いしました。穏やかに、淡々と、しかし熱い思いを秘めた遠藤先生の研究に対する姿勢そのものが、研究者仲間を励ましていらっしゃったこと、一方で、遠藤先生がいかに美しくチャーミングで、勇気をもって人生を歩まれたかがよくわかる、とても素敵なエピソードの数々でした。
第二部は思い出リレーと称して、マイクを回してお話をしていただきました。時間の都合上、4名の方のお話を伺うことができました。遠藤先生が初めてアフリカへ行かれエッセイを出版した際に編集担当者でいらっしゃった元出版社の方、ご友人、卒業生、そして産業社会学部名誉教授の仲間裕子先生へとマイクをお渡ししました。皆さまのお話を通して、遠藤先生がご生前いかに多くのご縁を繋いでくださっていたかが、大変よくわかり感動いたしました。
最後には、遠藤先生に捧げるため、アフリカンミュージック＆ダンスの披露を行いました。ゲストには西アフリカ、ブルキナファソのミュージシャン、ミロゴ べノア氏を招き、天国の遠藤保子先生へ音楽を捧げました。次に、東アフリカのエチオピアンダンスを通じて、遠藤先生とは長年交流がおありでしたバーバリッチ優子さんのダンス、そこに即興的に多くの方々が参加して踊り、天国の遠藤先生へと届けました。きっと、遠藤先生もご一緒に笑って、踊られたことと思います。ご来臨の皆さま、本当にありがとうございました。この度のしのぶ会を、遠藤先生の三回忌というタイミングで開催することができたことを、心より感謝申し上げます。
代表：高橋 京子（2008年卒）