「日本対人援助学会(準備会)」第8回例会のお知らせ

第7回例会は「産業カウンセリングとは何か」を問いかけるものでした。山根英之さんのカウンセリングの実践は企業の置かれた厳しい現実を反映したものでした。雇用の合理化、労働の過密化が進行するなかでいかにして働く人の精神衛生を守ることができるのか、そもそも相談という場面がどのようにして設定できるのか、産業カウンセラーはどのようなアイデンティティを保ちうるのかなどの問いかけが具体的な相談事例と場面設定を交えて印象深く語られました。また、産業医との連携や人事部との関係の取り方などの話しもリアルでした。またひとつ、対人援助職者の「融合と連携」の回路が拓かれたように思いました。

12月は年末につき例会はお休みとさせていただきます。次回は、15年間の知的障害者施設勤務を経て、「ふるかわ家族カウンセリング研究所」を設立され、開業心理士として活躍されている古川さんのお話です。スクールカウンセラーとしても10年の経験がおありです。

古川さんには「これからスクールカウンセラーや臨床心理士を目指す院生さんに、現役のスクールカウンセラーとして、制度の歴史的流れや、現状や課題を、スクールカウンセラーという制度の内側にいる者として、しっかりと本音で伝えます。スクールカウンセラーや臨床心理士という資格は喰って行ける資格なのかどうかも。」ということでお話を予定していただいています。楽しみな会になりそうです。

同じく、午後6時45分から9時15分を予定しています。場所は、京都駅前にあるキャンパスプラザ6階の立命館大学院専用ルームです。

場所 キャンパスプラザ京都 6階 第1講習室
     (立命館大学大学院専用教室)

日時 11月25日(水)午後6時45分から9時15分まで

内容 「スクールカウンセラー・臨床心理士の現状と課題」

古川秀明さん(開業臨床心理士)

主催 日本対人援助学会準備会
     (立命館大学大学院応用人間科学研究科内)

この案内の問い合わせ先 中村 正(応用人間科学研究科) *参加は自由です。

メールアドレス tadashi @ jca.apc.org (@前後のスペースを削除してください)

電話番号 075-465-8363(立命館大学独立研究科事務室)

戻る