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2006年11月11日 講師:清川 健一

堺からはじまる新しいバレーボールのかたち 〜堺ブレイザーズの取り組み〜

 新日本製鐵株式会社の企業内運動部として創部以来、数多くのオリンピック選手を輩出し、バレー界で輝かしい栄光を持つ新日鐵ブレイザーズが、1999年その活動の存続について社内で議論していると告げられた。
 折しもそのころは、企業スポーツと呼ばれる日本の国際競技力を支えたシステムが衰退の一途をたどり、潰すなら今だと言わんばかりに企業がさまざまな種目の運動部を廃部にした時代だった。その数、200クラブ以上。バレー界においては、日立、ユニチカ、イトーヨーカドー、富士フィルムといった名門といわれるチームが続々と廃部を宣言した。そんな状況の下、新日鉄は、他とは異なる選択をする。
 かくして、2000年12月、株式会社ブレイザーズスポーツクラブ設立。新日鉄ブレイザーズ改め堺ブレイザーズが誕生。本拠地大阪府堺市、社員29名。昨年の第12回Vリーグ優勝、3年目の黒字化といった数々の初期目標を達成した6年間の活動を振り返り、堺ブレイザーズの密かな今後の野望についてお話したいと思います。    

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