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2011年1月15日 講師: 稲葉 光行、斎藤 進也

Webの中から文化を見直すビジュアライゼーションの可能性

 「Webの中から文化を見直す―ビジュアライゼーションの可能性―」と題する今回の発表では、Web技術がもたらした新しい情報流通の諸相と課題、 そして今後の展開について「ビジュアライゼーション」というトピックを軸に考えてみたいと思います。
 Web技術の普及は、あらゆる領域において「知」の蓄積や発信、あるいはアクセスのあり方をドラスティックに変容させています。 その中で流通するデジタル情報は膨大なもので、また日々増加し続けています。
 こうした情報は、うまく活用できれば便利であることは勿論ですが、反面、ややもすると「情報過多」という状態が生じ、社会にマイナスの影響を与える可能性も同時に孕んでいます。 高度情報化社会といわれる現代にあって、わたしたちが情報とどう対峙し、消化し、活用するのかという点を掘り下げて考えることが今回の発表の主旨であり、 これに対するひとつのヒントが、情報を分かりやすく表現するための手法である「ビジュアライゼーション」であるといえます。



 お二人の講義を興味深く拝聴させて頂きました。古筆了任、松林之助などの日本人が、当時のヨーロッパの人たちと交流した事が、後に大きな影響を与えているということを非常にうれしく思いました。今までのこの時代の認識では、ヨーロッパの人達が日本に来て大きな役割を果たしたということは知られていても、日本人の海外での活躍はあまり知られていないように思い、より多くの方にその事実を知ってもらう機会が増えることを願っております。

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