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2017年4月22日 講師:仲田 順英

お寺巡りをしたくなる祈りの心

 私たちは四季の移り変わりの中、人と人のつながりを大切にし、命と命の結びつきに心を寄せてきた民族です。先人達は、日々の生活の中で人の心に祈り、目には見えない命に感謝をし、自然に対して感謝の念をもって生活してきました。 仏教では、この祈りや感謝の念を表すことを「実践行(じっせんぎょう)」として大切にします。「行」というと大げさに聞こえますが、私たち日本人は生活の中でごく自然に行っています。 例えば、お葬式へお焼香に行くのも、お墓参りも、故人への祈りであり感謝の実践行です。更には、初詣やお宮参りなどの風習も目に見えない大きな力への感謝の祈りであり、まさに「実践行」なのです。 「観光」も実践行の一つだと考えます。日常を離れて自分の「心」を見つめることが観光であり、だからこそ、観光は自分の心の「光(ひかり)を観(み)る」実践行なのではないでしょうか。 私たちは、生活の中に自然と感謝の心を中心とした祈りを実践しています。日本の豊かな文化を支えてきたのは、「他」を重んじ、「縁(えにし)」を大切にし、感謝の念を常に持つ心ではないでしょうか? この心を再確認するためにも、是非歴史や伝統を感じるお寺めぐりをなさってみてはいかがでしょうか。

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