立命館土曜講座 開催講座一覧


2018年6月16日 講師:山下 英愛

ドラマを通して考える最近の韓国社会
-教育熱、#Me Too、北朝鮮など-

 韓国ドラマ「冬のソナタ」をきっかけに日本で韓流ブームが起こって15年が経ちました。ブームは去ったけれども、今はBS放送とCS放送を中心に、週150本以上の韓国ドラマが放映されています。日本で韓国ドラマを見る面白さは、なんといってもお隣の国に暮らす人々の文化や歴史を、楽しみながら接することができることではないでしょうか。また、俳優たちの演技やストーリーの巧みさ、BGMなども視聴者を引き付ける要素となっています。近年は、グローバル化時代の社会的変化にともなって、ドラマのテーマも宇宙人やロボットが主人公として登場するなどますます多様化してきています。
 この講座では、今日の日本でも関心がもたれている英語教育、#MeToo、北朝鮮をキーワードに、ドラマを通して韓国社会を見てみたいと思います。韓国の英語教育熱が日本よりずっと以前から高かったことはよく知られています。「妻の資格」はその現状や問題を上手に描いています。次に、ハリウッドでの告発に端を発し、世界中に広まっている#MeToo運動(性被害を訴える運動)は韓国でも大きなうねりを巻き起こしています。「魔女の法廷」を見ながらその様子をのぞいてみましょう。最後に、平昌オリンピックをきっかけに急激に動き始めた北朝鮮情勢。韓国の人々はドラマの中で北朝鮮をどのように描いてきたのでしょうか。一緒に考えてみませんか?


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