紀要 17巻3号 2006年2月
 
目次 執筆者一覧
 
特集 
共生の可能性と限界プロジェクト
 
土地をめぐる法体系の葛藤
 
  はじめに 渡辺 公三 (1)
  開発事業にともなう社会影響評価
(Social Impact Assessment)の手法
岩崎・グッドマン まさみ ( 3)
  土地所有にかかわる「伝統」と「近代」の相克をめぐるいくつかの論点について
―メキシコ・チアパスの事例を参照項に―
崎山 政毅 (25)
  「先住民共同体」はいかに「構築」されたのか?
―ニカラグア:1880〜1920―
佐々木 祐 (41)
  コンゴ東北部イトゥリ地方における民族間対立と土地問題 澤田 昌人 (55)
  先住民と「土地」
―大地をめぐる言説と現状―
スチュアート・ヘンリ (69)
  墓を通じた土地と人との関係についての小論
―韓国・済州道の墓地管理活動「伐草」の事例から―
村 竜平 (79)
  グァテマラのマヤ系先住民と荒蕪地
―現地調査の成立と「伝統的共同体」の文節に関する覚書―
中田 英樹 (97)
  アメリカ人類学の発生現場を検証する
―モーガンとインディアン「土地問題」へのメモ―
渡辺 公三 (115)
 
多文化主義
   
  はじめに Paul DUMOUCHEL (131)
  Nationalism and Culture Paul DUMOUCHEL (133)
  多文化主義と<新>植民地主義 西川 長夫 (141)
  “Multiculturalism and “neo”-colonialism” Nagao Nishikawa
Noah MCCORMACK(訳)
(149)
  Migration and Multiculturalism:Patterns and Processes Jerry EADES (157)
  Is Democracy the ‘Least Bad’System for Minority Groups? Daniel A.BELL (179)
  在日ブラジル人児童の教育から見る日本社会の他民族化状況 リリアン・テルミ・ハタノ (195)
  From Alien to Backward: Reconceptualizing Difference in Modern Japan Noah MCCORMACK (209)
  「アイヌ文化の振興ならびにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」は多文化主義政策なのか? 佐藤=ロスベアグ・ナナ (223)
  黄禍論・「恐日病」・親日主義
―戦前・戦時のオーストラリアにおける日本言説―
アスキュー・デイヴィッド (239)


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