#10 2001年5月24日
タイトル:IY銀行
●前回のラベル新聞の発表
●各班ごとでこの問題について考える
●ラベルワーク
1.株式会社アイワイバンク銀行
銀行設立の趣旨と経緯
株式会社アイワイバンク銀行は、株式会社イトーヨーカ堂、株式会社セブン-イレブン・ジャパンをはじめとするイトーヨーカドーグループを中心に設立された、まったく新しいコンセプトの銀行です。
近年、「『預金の出し入れ』や『振込』なども24時間いつでも気軽にできるようにならないか」という、お客様からイトーヨーカドーグループ各店に寄せられるご要望が増加してきております。また、全国のセブン-イレブンにて提供している公共料金等の代金収納サービスは、利用件数、金額ともスタート以来毎年高い伸びを続け、2000年度には約1億件、8,000億円に達しています。
このようなお客様のニーズや時代の変化を踏まえ、イトーヨーカドーグループでは、「お客様に対し時代のニーズに合ったより高い利便性を提供していくという観点から、銀行業務への参入は極めて重要な経営展開である」と考え、グループとしてこれまで培ってきた信頼性や国内最大の店舗網、営業基盤をはじめ、最先端の情報システム、効率的な物流ネットワーク等を活用することで、現在のお客様のご要望に的確に対応し、時代のニーズに合った新たな銀行サービスを実現できるものと判断致しました。小売業としての利便性やサービス向上の一環として新たな銀行サービスの実施に向けて検討を重ね、このたび「アイワイバンク銀行」として、これまでにない新しいコンセプトの銀行を設立・開業するに至った次第です。
新銀行のサービス期待できる??
半数が期待するも、根強い不信感
昨年9 月からこの4 月にかけ、日本にも4 つの巨大金融グループが誕生した。各行が口を揃えて打ち出しているのが、リテールの強化。メガバンクの登場が、これまでのサービスの横並び状態を崩すきっかけとなるか。今回は、金融機関の個人向けサービスについて聞いた。
「新グループの個人利用者向けサービスに期待しているか」の問いには、「期待している」が49.1 %、「期待していない」が50.9 %と、答えが半々に割れた。「期待している」理由は「メガバンク間の競争が激しくなる」(64.5 %)が最も多く、「規制が緩和され自主性が発揮される」(59.3 %)が続く。競争によって各行の独自性が生まれることを消費者は何よりも期待している。
「期待していない」理由では、「規模が大きくなっただけ」(75.8 %)、「銀行員の意識は変わらない」(61.2 %)が上位を占めた。自由意見でも「行員の高い給与がある限り都銀とはつき合わない」(39 歳、男性)、「窓口の営業時間の短さはサービス業とは思えない」(32 歳、男性)など、多くの回答者が銀行、行員のサービス意識の低さに憤りを感じている。不良債権の処理にだけ奔走していては、個人客の不信感を払拭するのは難しそうだ。
2..ラベルワーク