メディア授業の基本的な考え方

Concept

「メディアを利用して行う授業」の大学設置基準上の位置付け(現行法令上の規定)

「メディアを利用して行う授業」の大学設置基準上の位置付けは、以下のとおりです。

大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)(抄)OPEN

第25条 授業は、講義、演習、実験、実習若しくは実技のいずれかにより又はこれらの併用により行うものとする。
2 大学は、文部科学大臣が別に定めるところにより、前項の授業を、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させることができる。
3 大学は、第一項の授業を、外国において履修させることができる。前項の規定により、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させる場合についても、同様とする。

「大学設置基準等の一部を改正する省令の施行等について」(平成10年3月31日通知)(抄)
第1 大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)の一部改正OPEN

一 「メディアを利用して行う授業」の大学設置基準上の位置付け
(一)略
(二)(略)「授業を行う教室等」には研究室やスタジオなどが含まれるため、授業を行う場所には教員のみがいて、履修を行う学生がいない場合もメディアを利用して行う授業に含まれる。また、同一校舎内の複数の教室間で多様なメディアを高度に利用して同時に行われる授業もメディアを利用して行う授業に含まれるものである。
(三) メディアを利用して行う授業を実施するに当たっては、面接授業に近い環境で行うことが必要であり、各大学においては、以下のような事項について配慮することが望ましいこと。
① 授業中、教員と学生が、互いに映像・音声等によるやりとりを行うこと。
② 学生の教員に対する質問の機会を確保すること。
③ 画面では黒板の文字が見づらい等の状況が予想される場合には、あらかじめ学生にプリント教材等を準備するなどの工夫をすること。
④ メディアを利用して行う授業の受信側の教室等に、必要に応じ、システムの管理・運営を行う補助員を配置すること。また、必ずしも受信側の教室等に教員を配置する必要はないが、必要に応じてティーチング・アシスタントを配置することも有効であること。
⑤ メディアを活用することにより、1度に多くの学生を対象にして授業を行うことが可能となるが、受講者数が過度に多くならないようにすること。
(四)略

平成13年文部科学省告示第51号
(大学設置基準第二十五条第二項の規定に基づく大学が履修させることができる授業等)
(以下、「メディア授業告示」)(抄)OPEN

通信衛星、光ファイバ等を用いることにより、多様なメディアを高度に利用して、文字、音声、静止画、動画等の多様な情報を一体的に扱うもので、次に掲げるいずれかの要件を満たし、大学において、大学設置基準第二十五条第一項に規定する面接授業に相当する教育効果を有すると認めたものであること。

一 同時かつ双方向に行われるものであって、かつ、授業を行う教室等以外の教室、研究室又はこれらに準ずる場所(大学設置基準第三十一条第一項の規定により単位を授与する場合においては、企業の会議室等の職場又は住居に近い場所を含む。)において履修させるもの

二 毎回の授業の実施に当たって、指導補助者が教室等以外の場所において学生等に対面することにより、又は当該授業を行う教員若しくは指導補助者が当該授業の終了後すみやかにインターネットその他の適切な方法を利用することにより、設問解答、添削指導、質疑応答等による十分な指導を併せ行うものであって、かつ、当該授業に関する学生の意見の交換の機会が確保されているもの


留意事項
法令上,大学設置基準第25条第2項の規定による遠隔授業の一部において,教科書や教材による学修を自宅において行わせることが禁止されるものではありませんが,面接授業に相当する教育効果を有するものである必要があることから,授業外の予習・復習に相当するような単に教科書を読ませるといった形態は想定しておらず,授業担当教員による事前のガイダンス等において,当該授業の目的やねらい,教科書を読むに当たっての留意点や,必要な視点・観点などを示すなどにより,授業中に課すものに相当する学修である必要があります。

メディア授業の授業形態

大学設置基準および平成13年度文部科学省告示第51号で規定されている授業の方法は、「ライブ配信型授業」と「オンデマンド型授業」の2つのタイプがあります。 本学で策定された「メディアを利用した授業実施ガイドライン」は、以下をご覧ください。

メディアを利用した授業実施ガイドライン

ライブ配信型授業

ライブ配信型授業とは、テレビ会議システム(Zoom 等)を利用して、同時双方向に授業内容を教授する授業方法。

  • 講義をリアルタイム配信し,学生は,PCや携帯電話からインターネットに接続し受講。
  • テレビ会議システムによって,教員と学生が,互いに映像・音声等による質疑応答や意見交換を行う。
注意事項
  • 授業中、教員と学生が、互いに映像・音声等によるやりとりを行うこと。
  • 学生の教員に対する質問の機会を確保すること。
manaba +R 学修支援システム。授業内外における受講生とのコミュニケーションが可能。 マニュアルはこちら
Zoom メディア会議システム。ライブ配信型授業やオンデマンド型授業を実施するための動画の配信・録画が可能。 マニュアルはこちら

オンデマンド型授業

オンデマンド授業とは、授業時間を固定的に設定せず、受講生に対して講義形式の動画、音声ファイル等を教材として提示し、授業内容を教授する授業方法。

  • スライド資料や講義形式の動画等を教材として準備し、学生は、PCや携帯電話からインターネットに接続して、
    随時又は期限が設定されている場合は当該期限内に受講。
  • 学生からの課題提出や質問の受付及び回答,学生間の意見交換等についても、インターネット等を通じて行う。
注意事項

授業の終了後すみやかに設問解答、添削指導、質疑応答等による十分な指導を行うことが必要。

メディア授業のみの「オンデマンド型授業」を行うにあたってのポイント
  • 質問への回答やコメント作成などの作業を盛り込みながら、全体で45分程度の分量に抑えて作ることが教育上有効であると言われています。要するに、必ず90分の長さが必要というわけではなく、90分の対面授業による学修効果を保証するものであればよいということです。
  • 90分授業を複数のパートに分割したものを配信することで、受講生の集中力を維持したり、質問回答などの作業を行ったりする物理的な時間を生み出すことにつながります。
manaba +R 学修支援システム。授業内外における受講生とのコミュニケーションが可能。 マニュアルはこちら
Zoom メディア会議システム。ライブ配信型授業やオンデマンド型授業を実施するための動画の配信・録画が可能。 マニュアルはこちら
Panopto ライブ配信型授業やオンデマンド型授業を実施するための動画録画、動画アップロード、編集、共有、管理が可能。 マニュアルはこちら

ツール早見表

メディア授業の授業形態