RITSUMEIKAN 教員お薦め本コーナー特別企画 大学院ウィーク×図書館教員お薦め本 RITSUMEIKAN 教員お薦め本コーナー特別企画 大学院ウィーク×図書館教員お薦め本
  • ALL
  • 衣笠
    ・朱雀
  • BKC
  • OIC

※掲載のない研究科もありますのでご了承ください。

推薦教員

1

正木 宏長(教授)
法学研究科

『入門・行動科学と公共政策:ナッジからはじまる自由論と幸福論』
キャス・サンスティーン著;吉良貴之訳 / 勁草書房 2021年

推薦の言葉
ナッジは様々な学問分野から注目されている。その主唱者の最新の著書の翻訳である。公共政策や法学の基底に行動科学がどのように関わっていくかを知ることができる。英語の原著と併用して英語文献読解の練習に用いても有益だろう。
先生の
研究キーワード
行政法
貸出状況の確認
RUNNERS

電子書籍で閲覧が可能です。

使い方
HOW TO USE
電子書籍
E-BOOK
2

御旅屋 達(准教授)
社会学研究科

『友情化する社会:断片化のなかの新たな「つながり」』
デボラ・チェンバース著;辻大介 ほか訳 / 岩波書店 2015年

推薦の言葉
この本では「友情」について多角的に考察されています。私たちが極めてパーソナルな事象だと捉えている友情(に代表される人間関係)も,社会の動きと相互に影響を与え合っています。「個人的な事象」と「社会的な事象」の関係について考えるきっかけをくれる本です。
先生の
研究キーワード
若者支援、就労支援、居場所、アイデンティティ、現代社会と若者
貸出状況の確認
RUNNERS
3

孫 片田 晶(准教授)
社会学研究科

『正義と差異の政治』
アイリス・マリオン・ヤング著;飯田文雄、茢田真司、田村哲樹監訳 / 法政大学出版局 2020年

推薦の言葉
差異の政治に関する必読書の邦訳。政治哲学の本ですが、多文化共生や多様性に関する社会学を学ぶ人に薦めたいです。女性解放運動や黒人解放運動などアメリカの社会運動の歩みに根差した本であり、共に歩むために学ぶ(探求する)ことへの情熱によって書かれた本です。
先生の
研究キーワード
エスニシティ・人種研究、多文化教育
貸出状況の確認
RUNNERS
4

柳原 恵(准教授)
社会学研究科

『存在しない女たち : 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く』
キャロライン・クリアド=ペレス著 ; 神崎朗子訳 / 河出書房新社 2020年

推薦の言葉
政治、教育、医療、文化、技術……この社会のあらゆる場所で、いかに女性が“存在しないこと”にされてきたかを明らかにし、それゆえ女性が被り続けてきた実害を、ジャーナリストの著者は膨大なデータに基づき論じる。表舞台から見えない存在であった人類の半数―女性―の視点から社会をリデザインする必要性を呼びかける一冊。
先生の
研究キーワード
ジェンダー研究、女性史・ジェンダー史、地域女性史
貸出状況の確認
RUNNERS
5

亀井 大輔(教授)
文学研究科

『エクリチュールと差異:新訳』
ジャック・デリダ著;合田正人、谷口博史訳 / 法政大学出版局 2013年

推薦の言葉
現代フランスの哲学者ジャック・デリダが30代で著した代表作のひとつ。フーコー論、レヴィナス論など重要な論考を含み、スリルと緊張感に満ちた議論が展開される。本書を読むと、テクストを読み解くことそれ自体が、新たな思考の生成過程であることがよく分かります。
先生の
研究キーワード
現代フランス哲学、間文化現象学、脱構築、デリダ、ハイデガー、レヴィナス
貸出状況の確認
RUNNERS
6

渡邉 松男(教授)
国際関係研究科

『統計はウソをつく:アフリカ開発統計に隠された真実と現実』
モルテン・イェルウェン著;渡辺景子訳 / 青土社 2015年

推薦の言葉
王様はどのくらい薄着なのか。アフリカ諸国の経済統計が疑わしいことは広く知られている。開発の実務家や研究者はこれを承知しつつも定量的な開発目標を設定し、「証拠に基づく政策」を唱う。だが著者は冒頭の問いを持ち続け、丹念な調査で実証的に明らかにした。本書は世界的な評判と、そして当事者であるアフリカの統計当局の反発を受けた。まさに研究の醍醐味ではないか。惜しむらくは日本語訳がこなれていない。原書を紹介しておく。
Jerven, M. (2013). Poor Numbers: How We Are Misled by African Development Statistics and What to Do about It. Cornell University Press.
先生の
研究キーワード
経済開発、サブサハラアフリカ、西バルカン、地域統合、産業振興
貸出状況の確認
RUNNERS
7

佐々木 冠(教授)
言語教育情報研究科

『『日本語文法』「日琉諸方言における心情述語文の格フレーム」:意味的結合価・意味役割・述語の品詞に着目して』
松岡葵 / 20巻2号、158–174 2020年

推薦の言葉
日本語(標準語)の心理述語文は「私が彼が憎い(こと)」のように「が」がついた名詞句が2つ出る構造になっています。この論文は「彼が」の部分が「彼に」や「彼を」に相当する形式になる方言があることを報告した画期的な研究です。日本語方言の文法的多様性を知りたい人に推薦します。
先生の
研究キーワード
言語学、日本語方言の文法記述、音韻理論、格に関する形態統語論
所蔵状況の確認
RUNNERS
8

田浦 秀幸(教授)
言語教育情報研究科

『親と子をつなぐ継承語教育:日本・外国にルーツを持つ子ども』
近藤ブラウン妃美、坂本光代、西川朋美編 / くろしお出版 2019年

推薦の言葉
国外在住の日本人家庭の子どもたちは、両親が日本人でも、英国在住なら英語が母語になります。言葉もスポーツや音楽と同じで、数年間集中的に触れ使うと上達し、そうしないと錆び付いてしまいます。新しい視点でことばに向かい合える良書ですので読んでみて下さい。
先生の
研究キーワード
外国語(英語)教育学・バイリンガリズム・言語脳科学
貸出状況の確認
RUNNERS

電子書籍で閲覧が可能です。

使い方
HOW TO USE
電子書籍
E-BOOK
9

平田 裕(教授)
言語教育情報研究科

『言語は本能か:現代言語学の通説を検証する』
Vyvyan Evans著;辻幸夫、黒滝真理子、菅井三実、村尾治彦、野村益寛、八木橋宏勇訳 / 開拓社 2021年

推薦の言葉
言語学に限らず、外国語教育(日本語教育も含む)や、広く言葉に興味がある人にとって面白い内容だと思います。大学院での研究のキーワードの1つ、「批判的に」を実感することにもなるでしょう。まず原題と邦題を比べるところから始めて下さい。
先生の
研究キーワード
言語変化、属格、主格、バリエーション、文法化、コミュニカティブ・アプローチ、日本語教授法、学習プロセス
貸出状況の確認
RUNNERS
10

川村 健一郎(教授)
映像研究科

『全貌フレデリック・ワイズマン:アメリカ合衆国を記録する』
土本典昭、鈴木一誌編 / 岩波書店 2011年

推薦の言葉
ドキュメンタリーの巨匠ワイズマンの全貌に迫るインタビュー、作品論を集成。“現実”の断片的記録がどのように“映画”として立ち上がるのか。その問いに真摯に向き合い、ドキュメンタリー研究のみならず、映画制作にも刺激を与えずにはおかないであろう一冊。
先生の
研究キーワード
映画史、映画研究
貸出状況の確認
RUNNERS
11

竹中 悠美(教授)
先端総合学術研究科

『マネの絵画』
ミシェル・フーコー著;阿部崇訳 / ちくま学芸文庫(筑摩書房) 2019年(2006年)

推薦の言葉
表題はイタリアとチュニジアと東京でフーコーが行った謎多き講演。研究者の執念によって2001年にフランスで公刊された録音テープの書き起こしを美学・美術史の精鋭たちが迎え撃つ。近代絵画の不可視性と鑑賞者の身体をめぐる議論の力学に揺さぶられよ。
先生の
研究キーワード
芸術学、美学、近現代美術、写真論、展覧会研究
貸出状況の確認
RUNNERS
12

美馬 達哉(教授)
先端総合学術研究科

『絶望死のアメリカ:資本主義がめざすべきもの』
アン・ケース、アンガス・ディートン著;松本裕訳 / みすず書房 2021年

推薦の言葉
一人の死は悲劇だが、百万人の死は統計だといわれる。だが、統計上の死から社会格差の悲惨を明らかにできるのが人文社会学だ。二一世紀の米国で、「絶望による死」のため非大学卒の中年白人の平均寿命だけが短縮していると示した本書は、私たちに、生と死の社会性を考えさせる。
先生の
研究キーワード
医療社会学、グローバリゼーション、リスク論、ニューロエシックス、神経科学、臨床神経学
貸出状況の確認
RUNNERS

電子書籍で閲覧が可能です。

使い方
HOW TO USE
電子書籍
E-BOOK
13

荒木 寿友(教授)
教職研究科

『世界は美しくて不思議に満ちている:「共感」から考えるヒトの進化』
長谷川眞理子著 / 青土社 2018年

推薦の言葉
人類学者、生物学者である筆者が、ヒトが「共感」という心の動きをなぜ持っているのかについて、進化心理学の視点から非常にわかりやすく執筆している。また生態学や進化心理学の視点から、現代的な諸課題である「持続可能な社会の実現」や「子どもの虐待」などについて論じているのも興味深い。
先生の
研究キーワード
教育方法学、道徳教育、国際教育、教師教育
貸出状況の確認
RUNNERS
14

伊田 勝憲(教授)
教職研究科

『子どもの貧困と地域の連携・協働:「学校とのつながり」から考える支援』
吉住隆弘、川口洋誉、鈴木晶子編著 / 明石書店 2019年

推薦の言葉
コロナ禍以前から困難に直面していた子どもたちが,今どのような状況に置かれているかを想像しながら読んでみたい1冊。生活困窮世帯の生徒が学校で感じている先生からのサポート量は,一般世帯の生徒よりも少ないという調査結果は衝撃的。教師としてのあり方を考えさせられる。
先生の
研究キーワード
教育心理学、臨床教育学、生徒指導・教育相談
貸出状況の確認
RUNNERS
15

井上 雅彦(教授)
教職研究科

『国語科教育学研究の成果と展望Ⅱ』
全国大学国語教育学会著 / 学芸図書株式会社 2013年

推薦の言葉
戦後の国語科教育学の歩みを特に1980年から20年間に重点を置いて整理されたのが同名の第Ⅰ集である。本書(第Ⅱ集)は、これを受けて2000年から10年間の研究の成果と課題を展望したものである。国語科教育学の研究を始めるに際して、目を通しておきたい書である。
先生の
研究キーワード
国語教育、カリキュラム、教師教育、ディベート
所蔵状況の確認
RUNNERS
16

笹尾 俊明(教授)
経済学研究科

『良き社会のための経済学』
ジャン・ティロール著;村井章子訳 / 日本経済新聞出版社 2018年

推薦の言葉
ノーベル経済学賞受賞フランス人経済学者による啓蒙書。社会全体の利益(共通善)のために経済学はどのような貢献ができるか?国家と市場、企業統治、気候変動、失業、金融、競争政策、デジタル革命、イノベーションなど世界が直面する諸課題を通してわかりやすく解説。
先生の
研究キーワード
環境経済学、廃棄物の経済学、循環経済
貸出状況の確認
RUNNERS
17

田畑 泉(教授)
スポーツ健康科学研究科

『「4分で身体は変えられる」の科学:なぜ短時間・高強度運動が人気なのか? 』
田畑泉著 / 扶桑社新書 2020年

推薦の言葉
世界中のアスリートや一般の人々が行っている推薦者の名前のついた“タバタトレーニング”の理論とその成り立ちについて記してある。このような世界的トレーニング方法がどのようにして生まれたか、またどのような科学的エビデンスがその有効性を明らかにしているかが記してあり、今後の若い研究者が新しいトレーニング方法を開発するための助けになると推測される。
先生の
研究キーワード
身体活動、運動、生活習慣病、トレーニング、エネルギー代謝、がん、食事摂取基準、骨格筋、ミトコンドリア、最大酸素摂取量
貸出状況の確認
RUNNERS
18

橋本 健志(教授)
スポーツ健康科学研究科

『Lactate in contemporary biology: a phoenix risen』
ジャーナル『The Journal of Physiology』 George A Brooks et al著 2021年

推薦の言葉
皆さん、「乳酸」について、どのような認識をお持ちですか?
疲労物質、筋肉痛の原因、酸素不足で多く生じる、などでしょうか。そうした概念を、この総説論文では、炎で焼き払います。
そして、現在、新たに、生体にとって極めて好適な「生理活性物質」として、不死鳥の如く炎から飛び立つ、それが乳酸であるとのメッセージを伝える、運動生理学・生化学、スポーツ医学、健康科学に関連する研究者は必読の論文です!
先生の
研究キーワード
エネルギー代謝、乳酸、認知機能、ミトコンドリア、骨格筋、筋肥大、脂肪細胞、脂肪分解、アンチエイジング、脂肪滴、糖代謝、脂質代謝、トランスポーター、メタボリックシンドローム、肥満
19

笹塲 育子(准教授)
スポーツ健康科学研究科

『スタンフォードの心理学講義人生がうまくいくシンプルなルール』
ケリー・マクゴニガル著;泉恵理子監訳 / 日経BP社 2016年

推薦の言葉
スポーツ心理学はアスリートの競技力向上を支える一つの学問であると同時に、全ての人の日常生活にも深い繋がりがあります。「やる気が出ない」「自信がない」「人からどう思われるか気になる」「変わりたいのに、変われない」といったテーマに対して、本書のなかには 「時間管理術」「目標設定の立て方」といったビジネススキルから、「雑談の効用」「謝り方」といったコミュニケーション術、ストレス対策などの“科学的な答え"が詰まっています。ぜひ一度手に取って触れてみてください。
先生の
研究キーワード
スポーツ心理学、メンタルトレーニング、スポーツ教育学、対人援助
貸出状況の確認
RUNNERS
20

荒木 一視(教授)
食マネジメント研究科

『食の文明論:ホモ・サピエンス史から探る』
池谷和信編 / 農山漁村文化協会 2021年

推薦の言葉
食マネジメント研究科は食に関わる学際的なアプローチを標榜しています。具体的にはどんなものでしょうか。そのヒントがこの本の中にはたくさん散りばめられています。まずは時間的にも空間的にもスケールの大きな枠組みを持ってください。
先生の
研究キーワード
地理学、人文地理学
貸出状況の確認
RUNNERS
21

鳥山 寿之(教授)
理工学研究科

『材料力学史』
S・P・ティモシェンコ著;最上武雄監訳 / 鹿島出版会 1974年

推薦の言葉
ダ・ヴィンチ、フック、ガレリオから始まり、オイラー、ナビエ、コーシーなどの天才たちが、材料力学を学問として築き上げた足跡を非常に興味深くたどることができる。若い学生には、学術論争の中で誤りが修正され、学問として体系化される過程にも触れてほしい。
先生の
研究キーワード
マイクロメカニックス
貸出状況の確認
RUNNERS
22

満田 隆(教授)
情報理工学研究科

『サイエンス・インポッシブル:SF世界は実現可能か』
ミチオ・カク著;斉藤隆央訳 / 日本放送出版協会 2008年

推薦の言葉
SF映画に登場する超光速航法、バリア、タイムトラベルなどの技術は、いつ、どのような方法で実現できるのか?本書は、これらを揶揄するのではなく、現代物理学の成果を踏まえながら、その実現可能性をわかりやすく解説しています。人類の未来に思いを馳せてみませんか。
先生の
研究キーワード
ソフトロボティクス、認知心理学
貸出状況の確認
RUNNERS
23

若山 守(教授)
生命科学研究科

『SOFIX物質循環型農業:有機農業・減農薬・減化学肥料への指標』
久保幹著 / 共立出版 2020年

推薦の言葉
食の安心・安全は重要な課題であり、有機農業・減農薬・減化学肥料への転換が世界的に進んでいる。本書は、持続可能な食料生産を行うため、新たに開発された土壌肥沃度指標(SOFIX)の開発の経緯や理論体系を詳述している。実例も多く紹介されており、物質循環型農業や環境問題理が理解できる書籍である。
先生の
研究キーワード
食品栄養化学、微生物工学、応用生物化学
貸出状況の確認
RUNNERS
24

杉山 圭吉(客員教授)
生命科学研究科

『リチウムイオン電池物語:日本の技術が世界でブレイク』
吉野彰著 / シーエムシー出版 2004年

推薦の言葉
今やリチウムイオン電池は充電可能な電源としてスマホやノートパソコンをはじめ日常生活に欠かせないものとなっています。2019年度ノーベル化学賞を受賞された著者がリチウムイオン電池開発の道のりをわかりやすく説明されているので、次々と発生する課題解決に取り組んだ著者の軌跡を追体験して頂きたい。専攻に関わらず、将来企業研究者として新製品開発を志望される方には必ずや参考になる一冊です。
先生の
研究キーワード
研究マネジメント、応用生命科学、食品生理機能
貸出状況の確認
RUNNERS
25

小池 千恵子(教授)
薬学研究科

『亜種の起源:苦しみは波のように』
桜田一洋著 / 幻冬舎 2020年

推薦の言葉
ダーウィンの「種の起源」に対峙しての溢れんばかりの多様な見識が紡ぎ出されている。自分が過去携わっていた研究とそのタイミングについて思わず振り返り、自分も歴史の渦中にいることを痛感した。本書の本質を理解すると、未来の研究の流れも想像できると思う。研究に携わりたい全ての分野の若い学生さん必読の一冊。
先生の
研究キーワード
中枢神経系、網膜回路、神経発生、双極細胞、網膜再生、視覚応答
貸出状況の確認
RUNNERS
26

大浦 啓輔(教授)
経営学研究科

『現場が動き出す会計:人はなぜ測定されると行動を変えるのか』
伊丹敬之、青木康晴著 / 日本経済新聞出版社 2016年

推薦の言葉
会計原則や規則、仕訳ルールなどは無味乾燥として面白みに欠けると思う人も多いでしょう。そのような人にこそ読んでもらいたい会計学の一冊です。何をどのように測定すれば、組織は優れた成果を生み出せるのか。本書は会計情報システムの在りようが及ぼす人間行動への影響を様々な角度から説明してくれる良書です。
先生の
研究キーワード
管理会計・原価計算、組織間コストマネジメント、組織間マネジメントコントロール
貸出状況の確認
RUNNERS
27

寺﨑 新一郎(准教授)
経営学研究科

『論理学:考える技術の初歩』
エティエンヌ・ボノ・ド・コンディヤック著;山口裕之訳 / 講談社学術文庫(講談社) 2016年

推薦の言葉
論理的に議論を構築するための基礎的な考え方や作法が、分かりやすく説明されています。本書の内容は学問領域を問わないもので、汎用性は極めて高いです。論文やレポートの執筆に役立つだけでなく、参照すべき適切な文献を見抜く目も養われるでしょう。
先生の
研究キーワード
グローバリゼーション、異文化、マーケティング
貸出状況の確認
RUNNERS
28

小杉 隆信(教授)
政策科学研究科

『科学技術と政治』
城山英明著 / ミネルヴァ書房 2018年

推薦の言葉
現代社会は原子力、人工知能、宇宙開発、ワクチン等の科学技術と切り離しては考えられず、こうした科学技術とうまく共生するために、政治・行政の関与が重要度を増している。このようなテーマを扱う本書を、学際的視点からの政策研究の在り方を考えるきっかけとしてお薦めする。
先生の
研究キーワード
地球環境問題解決のための技術開発・普及政策
貸出状況の確認
RUNNERS
29

牧田 正裕(教授)
経営管理研究科

『チーズはどこへ消えた?』
スペンサー・ジョンソン著;門田美鈴訳 / 扶桑社 2000年

推薦の言葉
ある米国のビジネススクールでの入学前の推薦図書を紹介します。この物語では人間とねずみがチーズを求めて迷路を彷徨います。あなたにとって人生という迷路で追い求めるチーズとは何でしょう。ビジネスでの成功、お金、結婚、それとも名声? あなたはねずみとは違って、人間ゆえにチーズをなかなか手に入れることができないかもしれません。さあ、どうしますか?
先生の
研究キーワード
制度、ガバナンス、観光、まちづくり、サービス、イノベーション
貸出状況の確認
RUNNERS
30

高橋 康介(教授)
人間科学研究科

『感情:人を動かしている適応プログラム』
戸田正直著 / 東京大学出版会 2007年

推薦の言葉
「感情」という心の機能についての理論(アージ理論)に関する議論を通して、壮大なスケールで描かれた著者の人間観、社会観が生き生きと伝わってくる一冊です。社会、人間、心、生き物を研究する全ての人におすすめです。
先生の
研究キーワード
認知心理学、認知科学、錯視、認知神経科学、フィールドワーク
貸出状況の確認
RUNNERS
31

安田 裕子(教授)
人間科学研究科

『質的心理学研究』
2002年〜(雑誌)

推薦の言葉
「いま・ここ」という時空に生きる私たち。さまざまなフィールドにおける人の唯一無二のライフ(人生、生活、生命)をいかに描くことができるでしょうか。質的研究では生きられた現象や経験に迫ります。ものの見方の転換をはかり世界観を広げていく手がかりを修得しましょう。
先生の
研究キーワード
ナラティブ、複線径路等至性アプローチ(TEA)、生みと育ち、危機と回復、生涯発達、司法面接と臨床的ケア
所蔵状況の確認
RUNNERS