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本専攻の学生が五大学合同ゼミナールに参加しました
2019年6月8日(土)・9日(日)の二日間、本専攻の宮内ゼミナールのゼミ生が、南山大学および中部大学にて開催された「五大学合同ゼミナール」に参加しました。
この合同ゼミナールは、日頃よりアジアや中国の歴史・社会に関心を持つ学生が、関心のある書籍を紹介・批評し、参加者からの質問に答えたり討論をしたりすることを通じて、自身の研究に対する意識を高めるとともに、同じ東アジア・中国に関心を持つ他大学の学生と交流することを目的とした課外ゼミナールです。
<参加した5大学>
日頃の授業やゼミとは異なる雰囲気の中での報告に、学生たちはすこし緊張しながらも、たくさんの質問や活発な議論が展開されました。また、書籍の紹介だけでなく、名古屋市内でのフィールドワークや懇親会を通じて親睦を深めました。- 中部大学国際関係学部・大澤肇先生ゼミナール3回生
- 名古屋大学文学部東洋史学研究室3回生(引率教員:土屋洋先生)
- 南山大学外国語学部アジア学科・宮原佳昭先生ゼミナール3回生
- 常葉大学外国語学部グローバルコミュニケーション学科3回生(引率教員:若松大祐先生)
- 立命館大学文学部現代東アジア言語・文化専攻・宮内肇先生ゼミナール3回生
この二日間での学びや経験が今後の研究に活かされることを期待したいと思います。
<合同ゼミにて紹介された書籍>
- 籾山明 『漢帝国と辺境社会――長城の風景』 中公新書、1999年
- 毛里和子 『日中関係――戦後から新時代へ』 岩波新書、2006年
- プラトン(藤沢令夫訳)『国家』 岩波文庫、2008年
- 廣瀬陽子 『ロシアと中国――反米の戦略』 ちくま新書、2018年
- 田中史生 『渡来人と帰化人』 角川選書、2019年
- 石毛直道・黄慧性 『韓国の食』 平凡社ライブラリー、2005年
- 森本喜久男 『カンボジアに村を作った日本人』 白水社、2015年
- 園田茂人 『不平等国家中国――自己否定した社会主義のゆくえ』 中公新書、2008年
- 丹羽宇一郎 『中国の大問題』 PHP新書、2014年
- 青樹明子 『中国人の頭の中』 新潮新書、2015年
- 大島正二 『漢字と中国人――文化史をよみとく』 岩波新書、2003年
- 小野秀樹 『中国人のこころ――「ことば」からみる思考と感覚』 集英社新書、2018年
- 西本紫乃 『モノ言う中国人』 集英社新書、2011年
- 朝元照雄 『台湾企業の発展戦略――ケーススタディと勝利の方程式』 勁草書房、2016年
- 貴志俊彦 『東アジア流行歌アワー――越境する音交錯する音楽人』 岩波現代全書、2013年
- 岡部佳子 『中国人観光客の財布を開く80の方法』 新潮新書、2017年
- 丸川知雄 『現代中国の産業――勃興する中国企業の強さと脆さ』 中公新書、2007年