立命館大学 法学部・文学部が高大連携協定校プログラムを開設
2006年3月2日  立命館大学


 立命館大学法学部および文学部は、2006年4月より、京都府および大阪府内の高校(法学部17校、文学部11校)と「高大連携に関する協定」を締結し、「対面型」の連続講義による「高大連携協定校プログラム」を開設することとなりました。あわせて、プログラムの受講修了者を対象にした「高大連携特別推薦」による入学制度も創設します(協定期間2006年4月1日から3年間)。

法学部:『法教育プログラム』
 法化の進む現代社会において、全国民がリーガルリテラシーを身につけることが必要となっており、学校教育においても「法教育」の重要性が指摘されています。本プログラムでは複数回の講義を通じ、法律学の基礎的分野に関する体系的学習の機会を提供します。
@対象: 高校3年生 
A期間: 2006年4月〜8月
B内容: 体系的に学べる計4回の講義を実施。各講義終了後にレポート課題を課します。
      講義は京都(衣笠キャンパス)と大阪(淀屋橋の「立命館アカデメイア@大阪」)で開講します。
      高校1、2年生への聴講制度もあります。
C講義テーマ: 株式市場のルールと法−ライブドア問題から考える。
          今年から新しくなった大阪府青少年健全育成条例  他
D「高大連携に関する協定」を締結する高等学校
 京都府立:桃山高等学校、莵道高等学校、洛北高等学校
 京都市立:紫野高等学校
 大阪府立:千里高等学校、北千里高等学校、富田林高等学校、寝屋川高等学校、
        鳳高等学校、山田高等学校
 私立高校:洛南高等学校(京都)、京都成章高等学校(京都)、大谷高等学校(京都)、
        花園高等学校(京都)、ノートルダム女学院高等学校(京都)、関西大倉高等学校(大阪)、
        大阪薫英女学院高等学校(大阪)

文学部:『アカデミックプログラム』
 人文科学を6つのテーマに分けた双方向授業を展開します。学ぶことの意味を生徒自身に考えさせることを通じて、進路選択に対する漠然としたイメージをクリアにし、将来に対して明確な目標をもって大学に進学する生徒を育てます。
@対象:高校3年生 
A期間:2006年4月〜8月
B内容:文学部の教育内容と特徴を活かした「人文科学」の主要な6つのテーマに関する講義(3日間)と、
     夏期セミナー(1日)において各専攻・プログラムの講義を実施します。
     各講義でレポート課題を課します。
     講義は京都(衣笠キャンパス)で実施します。
     また、2年生を対象にしたプログラムを2学期に実施します。
C講義テーマ:
    「ことばと文学の楽しさ 〜夏目漱石『坊ちゃん』を読む」
    「古文書の楽しさ〜史料を通じて歴史の謎に迫る」
    「フィールドの楽しさ〜おばあちゃんから届いた英語の手紙−フィールドワークから学ぶ移民史−」
    「国際社会へ羽ばたこう−トルコの村から世界を考える−」
    「行動を科学する」
    「人間を探求する」
D「高大連携に関する協定」を締結する高等学校
 京都府立:嵯峨野高等学校、山城高等学校、亀岡高等学校、南陽高等学校、洛北高等学校
 京都市立:堀川高等学校、紫野高等学校、塔南高等学校、日吉ヶ丘高等学校、西京高等学校
 私立高校:聖母学院高等学校(京都)
  
<立命館大学における「高大連携」に関する取り組み>
 立命館大学では大学教育の発展充実にとって、初等中等教育との接続がますます重要になっていると考え、高校生の大学での学びに対する関心、意欲を喚起し、大学・学部・学科等の選択に資する情報提供やプログラム開発に取組んでいます。
 2005年4月からは理工学部と情報理工学部が全国の20高校と「高大連携に関する協定」を締結し、インターネット回線を利用した「Webライブ講義」とスクーリングによる「対面型の講義」を組み合わせた『アドバンストプログラム』を開設しました。

詳しくはこちら 立命館大学 高大連携推進室ホームページ

本制度をはじめ、高大連携全般に関してのプログラム開発やコーディネイトは高大連携推進室が担当しています。
立命館大学 高大連携推進室 Tel:075-465-1111(代表)