立命館大学
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2006年7月27日 立命館大学

生命科学部・薬学部の設置構想について


 立命館大学では、2008年4月、びわこ・くさつキャンパス(BKC)に「生命科学部」および「薬学部」を設置する準備を進めることとなりました(学部・学科名称はいずれも仮称です)。
 「21世紀は生命科学の世紀」と言われる中で、生命科学を基盤とした科学技術が社会や生活に深く浸透するとともに、研究活動の高度化によって新たな視点から人間の健康や生命に関わる未解決の問題を解明する状況が生まれています。また、人類は多様な知的活動や産業活動を通じて便利で豊かな社会を築いてきましたが、健康・医療問題、生物資源問題や環境問題など、新しい諸課題を派生させることとなってきました。
 このような生命科学分野を巡る社会的・学問的な動向に対して、立命館大学としても積極的に応えるため、生命科学部・薬学部の設置によって「人間を含む生物が営む生命現象の解明」や「ヒトの生命・健康の探求」を通じて、「人類の幸福」や「自然と調和した持続可能で豊かな社会」の実現に貢献することを目指します。

  • 8/5(土) 立命館大学オープンキャンパス2006「 Rits学びフェスタ」(びわこ・くさつキャンパス(BKC))にて、生命科学部・薬学部の設置構想に関する説明会・研究室公開を行いました。
    当日の様子についてはコチラ

  • 生命科学部・薬学部のパンフレットはコチラ




1.設置の意義

 立命館大学では、「生命科学部」と「薬学部」の設置に取り組む意義について次の5点を考えています。

●21世紀の科学技術においては生命科学が中心的課題となることが予想されており、本学としても理工系学部の研究・教育における高度化を図るうえで非常に重要であると考えています。本学の生命科学の基盤学問である化学(理工学部 応用化学科)、生命科学の一領域である情報理工学部 生命情報学科、理工学部 化学生物工学科を基礎として、生命科学分野の新展開を図ります。

●生命科学が社会に深く浸透する時代にあって、理系・文系問わず、生命科学に関わる素養を習得することが今後の教育においては重要であり、その教育を提供する拠点を形成する必要があると考えています。

●生命科学の展開の中でも、ヒトを対象とする生命科学として、薬学領域および医科学領域への展開を図ります。

●生命科学系分野(生命科学部、薬学部)の展開により、理工系はもとより、総合大学の強みを活かした多様な教育・研究の取り組み(自然科学系と人文・社会科学系の連携)の高度化につなげることが可能となります。また、小学校から大学院を擁する総合学園として初等中等教育とも連携し、生命科学の素養を持った人材養成をすすめていきます。

●地域との連携、地域への貢献を進めてきたびわこ・くさつキャンパス(BKC)(滋賀県草津市)において、滋賀県初となる薬学部の設置により、新たな地域への貢献が可能であると考えています。

2.生命科学部・薬学部の概要

(1)学部学科名称・入学定員(予定)
 @生命科学部 計280名 (4学年で1120名)
  生命医科学科   60名
  応用化学科   80名
  生物工学科   80名
  生命情報学科   60名

 A薬学部      100名 (6学年で600名)
  薬学科  100名

(2)開 設 計 画
 2008年4月
 *生命科学部は、2007年6月までに文部科学省に設置届出予定。
 *薬学部は、2007年6月に文部科学省に設置認可申請予定。

(3)開 設 場 所
 びわこ・くさつキャンパス(BKC)(滋賀県草津市野路東1-1-1)

(4)教 員 数
 専任教員数は、生命科学部および薬学部で60名程度を予定。
 医師免許保有者の任用など、特色ある教員体制を検討中。

3.生命科学部・薬学部の特徴

 2学部計5学科の同時設置により、これまでに展開してきた化学やバイオテクノロジーの領域に加えて、ヒトに関する医科学領域や薬学領域を含んだ、21世紀に期待されているライフサイエンスの総合的かつバランスの取れた融合展開を図ります。

(1)生命科学部(4年制)
・生命医科学科
 ヒトに関連する医科学の領域を担当し、特に予防医学、健康医学に重点をおいた教育研究展開を図ります。本学科で医科学の知識・技術を修得した人材は、基礎医学やライフサイエンス分野の研究者・技術者、また医療現場での活躍が期待されます。さらに、高度化する医療経営分野への人材輩出も視野に入れております。
・応用化学科
 ライフサイエンスの基盤となる化学を担当し、応用化学と共に生命科学の分野を新たに展開します。
・生物工学科  
 微生物や植物等を中心としたバイオテクノロジー、環境領域、および生物エネルギー関連を中心に新たな教育研究展開を図ります。
・生命情報学科 
 システムバイオロジー、バイオ関連知識の体系化に必要な技術創生、情報科学を用いた生命現象の新しい概念の創生のための教育研究を展開します。

(2)薬学部(6年制)
・薬学科
 薬学教育を生命科学部と融合を図りながら展開します。

4.卒業生の予想される進路

(1)生命科学部 
・生命医科学科  医薬品、医療・健康機器、化学、食品、医療機関経営、大学院進学など
・応用化学科    化学、医薬品、電気、機械、食品、エネルギー、大学院進学など
・生物工学科    化学、医薬品、食品、環境、エネルギー、大学院進学など
・生命情報学科  医薬品、医療・健康機器、食品、環境、ソフトウェア、大学院進学など

(2)薬学部
・薬学科     病院、薬局、医薬品、化学、食品など

*本件に関するお問い合わせは、立命館大学 BKC理工系改革事務課(TEL : 077-561-5021)までお願いいたします。