立命館大学
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親子おむすび教室の様子

基調講演を行う岡田武史氏

パネルディスカッションの様子

第1回「京都21世紀 教育創造フォーラム」2日目

 2日目の第1部ではワークショップ形式で様々な体験型教室が開かれた。「親子おむすび教室」は家族と一緒におむすびを作り、触れあうことで食べることの大切さを学ぶ企画で、参加者からは「立命館小学校の『教育』や『食育』に興味があって参加した」、「子どもと接する時間が少ないので、貴重な体験になった」といった意見が寄せられた。同時に囲碁やプログラミング、おもちゃ作りのワークショップや体験ブースが設けられ、親子で楽しむ姿が見られた。アクトシアターで行われた「父親教室」では父親が子どもの教育にもっと関心を持てるようにとの目的で4つの講演が行われた。京都「おやじの会」連絡会会長の森田眞利氏は「わが子の父親から地域のおやじへ」をテーマに、おやじの会の活動目的や活動報告を行った。森田氏は「男親どうしの知り合いを増やすことで地域に『知らない子ども』を減らし、地域の子どもに注意できる環境を作ることが大切だ」と訴えた。続いて日本HP(ヒューレット・パッカード)経営企画室GPA部部長の瓜谷輝之氏は「企業が取り組む社会貢献」という題で日本HP社が行っているCSR活動の報告を行った。村上美智子・京都市立御所南小学校長は御所南小学校が取り組んでいる「コミュニティースクールの実践」の活動について講演した。最後に陰山英男氏が「親のための陰山メソッド」と題して、グラフなどのデータを用い、子どもの学力を伸ばすためには親が子どもの生活をマネジメントすることの重要性について述べた。

 第2部では『21世紀の教育創造―父親力を問う』をテーマに岡田 武史氏(元サッカー日本代表監督)が基調講演を行い、「いい父親でありたいという思いはわかるが、時には情を断ち切ってでも教育に向き合い、生き様を見せていく」ことこそが現代に求められている父親の教育であると指摘。その後コーディネーターに陰山英男・立命館小副校長を迎え、岡田氏、山折哲雄氏(宗教学者)、三田寛子氏(女優)、山田正人氏(経済産業研究所総務副ディレクター)、堀場 厚 氏(堀場製作所社長・京都経済同友会特別幹事)をパネリストとして迎え、パネルディスカッションを行った。フォーラム実行委員長である堀場氏からは、産学公で教育のあり方を考え、京都から発信していく「京都教育会議」の創設が提案されるなど、今後の継続した取り組みが示唆され、来場者は真剣な面持ちで議論を見つめていた。

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