国際平和ミュージアム、ミュージアムこの1てん 「戦艦陸奥の舷窓」
立命館大学国際平和ミュージアムのミニ企画展示室では、6月6日(水)から6月30日(土)までの間、「ミュージアムこの1てん」を開催し、戦艦陸奥の舷窓を展示している。
「ミュージアムこの1てん」は、通常は国際平和ミュージアムの収蔵庫に保管され、来館者の目に触れることのない館蔵品の中から一点を取り上げて、ミニ企画展示室で紹介する企画展で、不定期で開催されているもの。「1てん」には「1点」と「1展」の2つの意味合いを込めている。
今回は、巨大な戦艦陸奥の舷窓を当時の陸奥の全貌写真と、その威力の概要説明とともに展示している。戦艦陸奥は日本海軍のシンボルとして親しまれたが、1943年6月8日に呉港桂島泊地に繋止中、大爆発を起こし沈没。現在に至ってもその真相は明らかになっていない。1950年代から金属回収を目的に船体の一部が引き上げられたことから、舷窓が残っており、個人からの寄贈により国際平和ミュージアムがこれを入手した。
国際平和ミュージアムの宇野陽子さんは、「普段は一般来館者が見ることのできない資料を展示している。非常に珍しいものなので、この機会にぜひ来館し見てもらいたい」と話した。
立命館大学国際平和ミュージアムのHPはこちら
|