会場の様子
神戸大学の大須賀公一教授によるプレゼンテーションの様子 |
立命館小学校にてロボティクスの公開授業を実施
6月12日(火)、立命館小学校にてロボティクスの公開授業を行った。立命館小学校では、理科・生活科・図画工作科を横断するカリキュラムとして、「ロボティクス科」を設置。ここでの学習を通して、知的好奇心を触発しながら、論理的思考力や創造性等の資質を伸ばしていくことを目指している。また2007年度のロボティクス科の取り組みは、独立行政法人 科学技術振興機構(JST)よりサイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)に指定されており、「創造性と論理的思考力を高めるものつくり教育−ロボティクス科の創造」をテーマに、各学年に応じた様々な取り組みを行っている。
この日は4年生の児童121人を対象にした特別授業を展開。授業の前半部分では「レスキューロボット出動せよ!−レスキューロボット研究の最前線―」と題し、神戸大学の大須賀公一教授によるプレゼンテーションが行われた。ここでは、レスキューロボット、レスキュー工学の社会的必要性、最前線の研究例が紹介された。4年生の児童は「ロボティクス科」の中で、自分たちの手でレスキューロボットを作るというミッションを課されており、その参考にすべく熱心に聞き入っていた。
次に、シンガポールのルーラン小学校でのロボティクスへの取り組みが、現地の教員により紹介された。立命館小学校の姉妹校であるルーラン小学校は、ロボティクスへの取り組みにおいてシンガポール国内はもとより、世界的にも高い評価を得ている。児童は自分たちと同世代の子供が質の高い研究をしている事に驚きながらも、興味深くスライドを見つめていた。
ロボティクス工学の分野では、将来を担う若者たちの育成が急務となっており、「この公開授業を受けた児童達の中から、将来ロボティクス工学を背負って立つような人物が現れることを期待したい」という大須賀教授の挨拶により公開授業は締めくくられた。
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