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大連市人民政府市長 夏 徳仁氏
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特別学術講義講演会『21世紀 大連の発展戦略と東北アジア地域協力の意義』大連市人民政府市長 夏 徳仁 氏
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2004年11月18日(木)、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)ローム記念館大会議室にて、立命館大学経済学会・立命館大学経営学会主催による特別学術講義講演会『21世紀
大連の発展戦略と東北アジア地域協力の意義』が開催された。その中で、中国の大連から大連市人民政府市長
夏 徳仁氏を招き「東北アジア経済協力における大連の歴史的好機」と題して講演した。
夏氏は、現大連市人民政府市長であり、同時に中国共産党遼寧省委員会常務委員、中国共産党大連市委員会副書記をはじめ、東北経済大学財政金融学教授(金融学博士課程指導教授)を兼職し多くの功績を上げている。
冒頭、夏氏は「中国、日本、韓国は経済面において強い依存関係にある」と述べ、「それにより、競争関係が主だと思われた三カ国の関係は、今、補完関係であり、協力関係である」と語った。そして、「近年の中国の経済発展は、日本にとって脅威なのではなく、共に発展していく良い好機である」と強調した。
次に、夏氏は大連の魅力についても紹介した。「中国経済の発展は、様々な工業地帯や貿易のための港等の開発を中心として、更なる成長が期待できる」と大連の魅力について紹介し、それに加えて、「開発に伴う環境問題の中で、大連の自然保護を十分に考慮している」と述べた。他に、「教育施設の充実について、立命館大学や立命館アジア太平洋大学(APU)との交流も良い功績を上げている」と語った。会場には200名近い聴講者が訪れ、熱心に耳を傾けていた。
講演会を聴講した太田 徹さん(経済学部1回生)は、「近年の中国の経済発展により、日本は何かしら影響を受けるとは思っていましたが、それが共に発展していくというものであるという考えに新鮮さを感じました」と感想を語った。
この日、立命館大学および立命館アジア太平洋大学と大連市は、人材育成、地域発展、学術協力等に関する覚書の締結を行った。
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