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山本菜美子(やまもと・なみこ)
経営学部1回生
女子陸上部
山本菜美子
10月28日、第25回全日本大学女子駅伝対校選手権大会が仙台市で開催された。
この大会で立命館大学女子陸上部は、6人の走者のうち5人が区間賞を獲得し、
2時間6分19秒という大会新記録で2年連続4回目の優勝を果たした。
その中で、山本菜美子さん(経営学部1回生)は1回生ながらメンバーに選ばれ、
レースの中盤である第4区で区間賞を獲得。
今回はそんな山本さんに、大会の感想やこれからの目標についてお話を伺った。
Q

全日本大学女子駅伝対校選手権大会での優勝おめでとうございます。山本さんは1回生での出場ということで、ご自身初の大学駅伝大会はいかがでしたか?

山本

チームが優勝したことはもちろん、高校時代からずっと憧れていた立命館大学の女子駅伝チームのメンバーとして全国の舞台で走ることができたことが、本当に嬉しかったです。駅伝を走れるのはたった6人。「絶対にメンバーに選ばれて、大会で走りたい!」といつも思いながら、毎日必死に練習していました。今回は誰がメンバーに選ばれてもおかしくないような状況だったので、大会前日のメンバー発表で名前を呼ばれたときは感激しましたね。

当日は「立命館という注目されているチームの代表として走らなければならない」、「チームの目標である優勝を達成しないといけない」という責任感で不安になったりもしました。しかし、1区から3区までの先輩たちが2位との差を広げて、4区の私に先頭でタスキをつないでくれました。そして、先頭で走る自分の目の前には先導する車やバイク、後ろにはテレビ局の中継車が、横からは応援してくれている人たちの声援やチームメイトがタイムを伝えてくれる、そんな今まで憧れていた最高の状況の中で、気持ちよく走ることができました。アンカーの松永明子先輩(経済学部3回生)がゴールしたときは、チームのみんなで苦しい練習や合宿を乗り切り、今までやってきてよかったなという達成感でいっぱいでした。そして、コーチ、マネージャーや応援してくれた人たちの支えにも、本当に感謝しています。

Q

高校時代と比べて、大学に入学してから何か変わったことはありますか?

山本

高校時代は、故障で走ることができない時期が長く、練習でも自己ベストがあまり出せないなど、辛い思いをした事がたくさんありました。大学に入学してからも最初は故障もあり、チームの中では一番下の方だったのですが、今回1区を走った同じ1回生の大沼香織さん(経済学部1回生)と一緒に、駅伝メンバーに選ばれることを目標に毎日コツコツと練習を続けてきました。

具体的には、その日ごとに目標を設定してそれを少しずつ達成することで自己ベストを出せるようになりました。例えば、「今日は、後半にペースを上げよう」とか、「フォームを意識して走ろう」などと具体的に目標を決めています。その結果、日ごとにそれが結果として表れ、どんどん力がついていく感じが分かり、前よりも走ることがもっと好きになりましたね。

Q

今後の課題、目標をお願いします。

山本

今回の大会では、タスキをもらった瞬間、頭が真っ白になって、最初の2kmは速いペースで入ってしまいました。そのため、3km地点の坂道で失速するなど、自分が思っていたような走りができず悔しさが残りました。今の自分ではまだ、速いペースで走りきる体力もなく、それを維持する筋力もありません。そのため現状で満足せず、これからも地道にしっかり走りこんで、故障しない体をしっかりつくっていきたいと思います。そして、これからもメンバーに選ばれて大会に出場し続けられるようにもっと強くなりたいです。まだまだこれからが勝負ですね。

近い目標としては、12月に開催される全日本大学女子選抜駅伝競走のメンバーに選ばれ、良い結果を出すことです。また将来的には、日の丸を背負えるような選手になって、応援してくれている人たちに走ることで恩返しができたらいいですね。

取材・文萩原直也(経営学部3回生)
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