RS 学園通信 vol.127 学問のすすめ Student Report 公費助成運動 座談会
October 2000 INDEX
 
学びの領域は無限大 PAGE 1/5
何を求めてインスに来たのか

大久保 みなさんは文理総合インスティテュート(以下インス)の1期生ですが、まず、インスに入ろうと思った理由をお聞かせ下さい。

山下 私はスポーツが大好きなのですが、大学を探していたときに、私が入る年から立命にインスができて、サービス・マネジメントのコースならスポーツのことが勉強できるのを知りました。スポーツといっても、生理学的な勉強だけではなく、ビジネスもありますし、いろんな分野がありますよね。スポーツに関することを広く学びたいというのが最初のきっかけです。

木村 私は附属高校出身で、高2までは理系にいたのですが、このまま理系に行って、研究職や技術職になるよりも、もっと選択の幅を広げたいと思って文系に方向転換しました。ただ、理系もある程度やっていたから、それも生かしたいと考えていたところ、ちょうど文理総合インスができた。それと昔から旅行も好きだったし、スポーツも好きだったし、インスなら両方が同じコースの中にある。特に旅行業界に関心がありまして、大学に行かずにホテルの専門学校に行った友達もいましたけど、まだ高3で先のことがわからない。4年間考える期間があれば、後悔しない進路選択ができると思ったのです。それで、サービス・マネジメントのインスに決めました。

福田秀明
ふくだ・ひであき...理工学部情報学科3回生、向ゼミ。ファイナンスインスティテュート。2回生でインスティテュートに転籍。大阪府立八尾高等学校出身。

福田 私は、社系、理系にとらわれないで、両方勉強できればいいと思ったのがきっかけです。実際に今、社会でそういう力がすごく求められているだろうっていうのも感じていました。高校のとき、文系か理系かっていう適性テストで、私は文系の人間だという診断が出ました。理系に進もうとは思っていたのですが、社系も肌が合うんでしょうね、経営学や経済学にもすごく興味がありました。実は入試のときインスを受けてすべってしまったんです。2回生になるときインスに若干名募集があって、ファイナンスのインスに転籍することができました。

杉崎 私は明治短大の経済科から環境・デザインのインスに編入してきました。志望校に落ちて受かったのがたまたま短大の経済科だったという感じで、最初は4年制大学に編入することだけを考えていたところ、本当にやりたいことは何かって考え直したときに、立命館に編入制度があるのを知りまして、小さいころから環境に興味があったので迷わず受けました。

田嶋 高校2年のとき、家の庭で咲いていたアサガオの赤い花が、雨の当たったところだけ色が抜けていた。酸性雨ですね。それですごいショックを受けて、環境問題は私の世代でどうにかしなきゃいけないと思った。ただ、環境問題は幅が広くて、どの学部で勉強するかというのもアプローチの違いに過ぎない。理系と文系の間で迷いましたが、幅広く環境のことがやれそうなので、環境・デザインのインスに入りました。

 

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