立命館小学校

ハウスへようこそ

立命館小学校の教育の特徴の一つに、ハウス制度があります。

ハウス制度とは、学校全体を縦割りにして、6つのハウス(桜・欅・楠・楓・樫・桐)に分かれるものです。それぞれのハウスは4つのファミリーで構成され、ファミリーは5つのBS(Brother & Sister)で構成されます。BSには、1年生から6年生までの児童が1人ずついます。つまり、全ての児童に兄弟姉妹がいて、その兄弟姉妹グループの集合体がファミリーであり、その集合体がハウスである、ということです。

例えば、日常的には靴箱の配置がBSでの縦列になっていたり、校内掃除をBS単位で行ったり、遠足や運動会をハウス単位で行なったりしています。名札も「ハウスバッジ」といって、ハウスの色で分かれているので、一つのクラスのなかに6色の名札があってカラフルです。立命館小学校の児童は、クラスや学年の仲間との横のつながりと、ハウスの縦のつながりの中で、さまざまなことを経験していきます。

今日は新一年生がハウスの仲間と初めて出会う「ハウス歓迎会」がありました。

一年生の教室をのぞいてみると、すでにハウス・ファミリー毎にスタンバイして、6年生の迎えを待っている様子。
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6年生は自分のファミリーの1年生を見つけると、メンバーを確認し、それぞれの教室に誘導していきます。6年生にとっては、リーダーとしての活躍の始まりです。
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自分のファミリーの教室に到着すると、2年生から6年生の仲間が待っています。まずは手作りのメダルを一年生にプレゼントしました。メダルには、BSメンバーからの歓迎のメッセージが書かれています。
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こちらの教室では、ファミリー代表から「ハウスって何?」のプレゼンが行われていました。1年生にわかりやすいように、内容や表現をよく工夫しながら、歓迎の気持ちで話をしてくれているのがよくわかります。
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こちらでは、BSで1年生を囲んで自己紹介をしたり、お互いに好きなものを聞き合ったりしています。
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上級生が考えてきたゲームで遊んだりもしました。初めは緊張気味だった1年生も、すっかり打ち解けて楽しそうな様子。
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こうやってハウスの一員になった1年生も、毎年BSの中で弟妹が増えていき、いつかリーダーとなります。自分が歓迎され、大切にされた経験が出発点となって、仲間を大切にする心の温かいリーダーとして育ってくれたら嬉しいです。


校長 堀江未来