立命館小学校

私自身の「子どもの頃の夏休み」

本日から夏休み。

昨日の終業式では、子ども達に、私の「子どもの頃の夏休み」の話をしました。ここでも、少し紹介します。

 

私が子どもの頃の夏休みを振り返ると、その思い出は「旅行」はほとんどありません。今思うと、本当に夏休みに家族みんなで旅行に出かける等は3年に1回程度だったと思います。ですので、夏休みは家にいることが多かったので、何か図工の作品を作ったり、庭に出て何か生き物を調べたりしていたことを今でも本当によく覚えています。

 

私は昆虫に興味を持っていましたので、3年生の夏休みには、「昆虫採集キット」を買ってもらって、やたらめったら昆虫を採ってきては、標本箱に保管していきました。(まぁ、その後が大変な悪臭になることはご存知かと思います)。4年生の時には、(なぜ、そう決めたか記憶にありませんが)「アリ」調べをしました。1匹のアリを追い続けてどこまで移動するのか、とか、触覚を取ったらどんな行動にでるか、とか、甘いもの以外で何を食べるのか、等どれもちゃんとした結果が出たわけではありませんでしたが、庭に出て何だか毎日アリを追いかけていた記憶があります。

 

工作やモノづくりにも取り組んだことがあります。6年生では「ライト兄弟の飛行機」に興味を持って、板と竹ひごで模型飛行機をかなりの時間をかけて作りました。しかし、完成寸前で見事に壊れてしまいました(笑)。中学2年生では、家の裏にある物置小屋からガラクタを集めて、(これも、なぜそう決めたか分かりませんが)自転車を作ろうと決め、自転車作りに取り組みました。中心部分は木製でしたので(笑)これもなかなかうまくいかず、完成はしたものの、夏休み明けに学校に持っていく途中で、見事に壊れて、道中でガラクタに戻ってしまいました。

 

それにしても、壊れたり、潰れたり、失敗したりしていたものですが、正直、どれも、私の中では大いに満足感があります。壊れたり、上手くいかず失敗したりしていても、あの時は、面白かったなぁ、楽しかったなぁ、と今でもその時の様子が目に浮かびます。不思議なものです。

 

皆様は、子どもの頃、どんな夏休みを過ごされていたのでしょうか。また、どんな夏休み自由研究をされていたのでしょうか。もしも、印象深い夏休みの過ごし方があったとしたら、是非是非、お子様に伝えていただければと思います。お子様は、目をキラキラと輝かせて聞き入ることでしょう。

 

  

学校長  長谷川昭