立命館小学校

withコロナでもwithoutで

新型コロナウイルス感染拡大については、予断を許さない状況ではありますが、本校は約1か月の夏休みを終え、2学期を迎えました。

朝に玄関前に立って全校児童を迎えましたが、元気な顔で夏休みの作品をかかえて登校して来る姿をたくさん見ることができ嬉しくなりました。

 

また、本日の始業式では、「withコロナ」の状況下で2学期どう過ごすかという話し、その中で、「利他の心」を話題にしました。

 

生活の中で色々な制限がありますが、一人ひとりがちゃんと取り組み、そして、全員ができてこその完成。新しいスタートとして、自分から100%取り組んでほしい。これは面倒だとか嫌だとかいう好き嫌いの問題ではないので、みんなのためにという気持ちで取り組んで下さい。みんなのために、と言う気持ちには、「思いやりと優しさ」があふれます。それは、「幸せ」につながります。相手のために何かすること、それをしようと思う心、それを「利他の心」と言います。

新型コロナウイルス感染予防については、この気持ちが特に大事です。

しっかり取り組むことで、利他の心の根っこが育つと言えます。

つまり、コロナ感染予防のための行動で言うと「自分は、今、元気だけれども、もしも、自分が感染しているとしたら、目の前の人に対して、どういう行動をとることが、その人のためになるのか」と考えて、自分が行動してほしいのです。

つまり、「自分からうつさない」と考えて行動をとるのです。それが「思いやりと優しさ」の心、つまり、先生の言う「利他の心」につながります。「自分からうつさない」。そのためにどうするべきか、全員が考えて行動をとってみて下さい。

マスクをしてエチケットを守る。大声を出して唾が飛ぶようなことはしない。こまめにしっかりと手を洗って自分の手はいつもきれいにする。距離をとって行動をとる。色々ありますが、利他の心で考えて、真剣に取り組んでみるのです。

 

この様な話です。

自分からうつさないように・・・。この気持ちを意識し続けることは、難しいかもしれませんが、私はこれが「with コロナ」の過ごし方と思っています。「with」と言われていますが、目の前の人のことを考えて思いやりと優しさで自分がしっかりと対応する「without」なのです。

2学期には、その姿が子ども達から自然と出るようになるように育てていきたいと思います。

  

 

さて、別件になりますが、本来例年ならば、来週から1週間はAPU(立命館アジア太平洋大学)から国際学生を招いた「ワールド・ウィーク」ですが、コロナ禍を受け中止とし、3学期に特別に1日だけ、オンラインを活用した「ワールド・デー」を予定しています。従って、来週からは、通常授業で進めていきます。2学期もこのブログ共々宜しくお願いします。

 

 

学校長  長谷川昭