立命館小学校

3つの目標

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。さて、今日から3学期が始まりました。今日は、オンラインで教室を繋ぎZoomによる始業式で、私から「3つの目標」の話をしました。

 

 

コロナ禍でいつもの様にはいかない状況ですが、新しい年が始まりました。

1年の始まりですから、今はこれからの目標・めあてを是非考えてみて下さい。これまでの自分を振り返り、自分見つめて、考えてみましょう。これは「心を磨く」という作業ですね。

 

そこで、目標の立て方ですが、新年なので「3つの目標」を立てて下さい。 

初めは、「今年の目標」です。今年1年どんなことにチャレンジし、どんな期待に応えて、何を頑張るのか、丁寧に考えて、まずは、1年間の目標を立てて下さい。

1年間の目標を立てたら、その次は、この3学期の目標を立てて下さい。1年間の目標の姿になるために、この3学期をどんなふうに過ごすのか、考えるのです。3学期は、3ヶ月足らずあっという間です。けれども、短い分、短期集中、全集中で自分を伸ばすこともできます。この3学期をどう締めくくるかしっかりと考えて良い姿を作り挙げて下さい。

そして、1年の目標、3学期の目標が決まったら、最後3つめの目標。それは毎日の目標です。1日1日、一つで良いので日々意識していきたいこと気を付けていきたいこと、また、頑張っていきたいことを決めて、毎日の目標を決めて取り組むのです。 

是非、この3つの目標。1年間、3学期、そして、1日の目標を立てて下さい。

 

どうしてこういうことを言うかというと、心を磨くというような活動ができるのは私達人間だけだからです。

人間以外の動物や植物という生物は、私達と同じようにこの世に生きていますが、それらの動物は、毎日を生きるのに精一杯です。何故だか分りますか?他の動物や植物は、食べ物を作ったりできないので、日々食べるために生き、生きるために食べています。ですから、毎日はそのために一生懸命になるしかありません。しかし、見方を変えれば、動物や植物は常に一生懸命に、手を抜くこと無く、毎日を頑張って生きていると言えます。

では、私達人間はどうでしょうか。私達は、物を作ったり、仲間と協力したり、また、毎日の生活に自由な時間も持つことができます。これは、素晴らしいことです。しかし、これも見方を変えれば、手を抜いたり、人任せにしたり、ダラダラと過ごしてしまうことにもつながると言えます。他の生き物はそんなことしませんし、できません。 

だらだらすることは、誰でもできてしまうことです。楽をしよう、手を抜こうとすることも、誰もができることです。

しかし、そうではなく、皆さんには、何かに一生懸命に取り組み続けたり、仲間と協力して助け合ったり、互いに励まし合い、成長していき、何か目標を持っていつも頑張っていける子になっていってほしいと思っています。立命館小学校の子どもであるなら、是非、一生懸命にそして、手を抜くこと無く、やれば出来ると自分を信じて日々成長していって下さい。

今日から、3つの目標をしっかりと決めて、本気で取り組んでいきましょう。

 

常に自分の中に振り返りとその先のめあてを持って過ごす。この心を磨く作業はきっと善きことをもたらすことでしょう。

 

 

 

学校長   長谷川昭