立命館小学校

有難く、いただきました。ごちそうさまでした。

年度末を迎えますと、色々なことが「今年度最後の・・・」となってしまいます。

本日は、今年度最後の給食でした。今年度はリスク回避としてのコロナ感染対策を講じたため、メニューに制限があったり、簡易配膳から始めたり、と通常の給食に戻すことにかなりの時間を要しました。今はほぼ通常に戻し、温かい食事も提供できるまでに至っています。大津プリンスホテルのスタッフの皆様ご協力有難うございました。また、保護者の皆様におきましても、お弁当の日のご用意も含め、日々本校の学校給食活動に、ご理解ご協力いただき有難うございました。

 

給食制度は、日本の善き学校制度と感じることがあります。みんなで配膳して、食事が行き渡ったらみんなで「いただきます」をして、そして、給食が終了になれば、みんなで「ごちそうさま」を唱和する。海外の学校に行けば、皆がそれぞれの食事を、それぞれの場所で、それぞれのタイミングで摂る、というのが普通です。しかし、海外からの方々が本校を訪問された時には、みなさん、この「みんなで配膳をして、みんなで食事の挨拶をして、給食を摂る」ことは、食に対する心得としても素晴らしい習慣であると賛同されます。

あらゆる食材に対して、そのいのちをいただき、育てて下さった方々に感謝し、そして、手間暇かけて調理していただいた方々に、今度は、ごちそうさまでしたと感謝の意を示す、これらに感動されるのです。そう言われると、いつも、誇りに感じます。

  

 

 

学校長  長谷川昭