立命館小学校

ICTで世界を変える力を

本校では開校当時からICTを活用した教育活動に力を入れています。
1年生からプログラミングの考え方やスキルを身につけ、高学年では1人1台所有するタブレットPCを使い、各教科での学びを深めています。
その教育内容が認められ、日本では唯一となる「Microsoft Showcase School」の認定も受けています。
授業の中で大切にしていることは、ICTをどれだけ上手く使えるかだけではなく、ICTを使うことでどんな新しいことができるのか。
技術は常に進歩しています。
本校では、その変化に対応してアップデートしながら、仲間と手を取り合って世界に挑戦していく力を育てています。

ロボティクス科の授業

ロボット作りを通して、幅広い学びを

1年生から4年生まで、ロボティクス科の授業を行っています。21世紀型スキルを身に付けるため、ロボット作りを中心にSTEM 学習(Science, Technology, Engineering, and Mathematics)を実施。自作のカリキュラムとテキストを使って、ロボット作りを中心に算数の学習やサイエンスそしてテクノロジーに至るまで幅広い学習を行っています。

ロボットを作る授業では、「教育版 レゴ®」を使用。専用キットの「We Do2.0」や「Mindstorm® EV3」を活用し、プログラミングをすることでロボットを動かします。例えば、動物のロボットでは、「歩く→物を取る→置く」といった動きになるようプログラミングを行います。「どうすれば自分の考えの通りに動かせるのか」。二人一組となって何度も試行錯誤を繰り返します。友だちと協力して発想を膨らませ課題を解決することで、コミュニケーション力だけでなく、思考力や判断力、最後までやり遂げる力を身に付けます。また、3年生・4年生の授業では英語で授業を行うため、実践的な英語力を養うこともできます。

※We Do2.0、Mindstorm® EV3…モーターやセンサー、タイヤ、ギアなどがセットになったロボット教材

タブレットを活用した授業

  • 図工 × ICT 見上げたり拡大したり、視点を凝らして撮影した写真を絵画表現の資料として利用。撮影写真は友だちと共有し、お互いの良い点・悪い点を伝え合うことで、コミュニケーション力・洞察力を高めます。
  • 理科 × ICT 反応が消えてしまう実験結果を画像で記録することで、いつでも見直すことができます。一方で、実験の様子を動画で保存することもできるため、手順をいつでも確認することができます。エクセルを使う機会もあり、他のグループとの比較や平均値を求めたりと、より正確な実験結果を追究します。
  • 算数 × ICT 円の面積について調べる場面では、専用のアプリを活用。タブレット上に表示されたパーツを自由に動かし、円の面積に隠された秘密に迫ります。紙の教材を利用した授業と比べ、幅広く試行錯誤を重ねることができ、子どもたちの成長へとつなげます。

日常の授業での活用方法

子どもたちにとって楽しく、効率的な学びが得られるよう、開校当初より、ICT機器を導入したカリキュラムを実践。今では、タブレットPCを用いた授業をはじめ、各教室にはプロジェクター・電子教卓が設置されています。

3年生から1人1台のタブレットPCを所有し様々な授業に活用しています。学習を促進するアプリやソフトなどを活用することで、子ども一人ひとりの意見を見逃さずに授業を進めることができます。データを集める・分析する・活用するといった、これからの時代に必要と言われている基礎技能を小学校段階から授業に取り込むことによって、AI時代に輝ける人に成長できるような活用を目指しています。

他にも、宿泊体験学習の感想をワードで作成したり、各教科の学びをパワーポイントでスライドにまとめてプレゼンテーションを積極的に行うなどして、Officeソフトの操作方法もしっかりと学びます。また調べ学習やオンライン協同編集などを通してコミュニケーション能力を高めたり、AIを使った算数の個別最適化学習への取り組みを通して、これまで以上の学びと体験を提供しています。

自宅などでの活用方法

タブレットPCは毎日自宅に持ち帰り、その日の学習を振り返ります。友だちのノートや先生の説明を写真や動画で記録し、復習に役立てます。また、先生から出題された課題に対して、オンラインで取り組む子どもたちもいます。プレゼンテーション資料は自宅で作成。学校で友だちと練習する光景もよく見られます。英語で出題されるのが、タブレットPCを活用したリスニングやスピーキングの課題。子どもたちは、宿題や授業で使われた資料をデータとして持ち帰り、予習・復習に役立て、学校と同じ環境で学習することが可能です。

Minecraftの授業

大切なことはみんなで考え、協力して行動すること

5・6年生で取り組むICT科で行われるのは、大人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト)」のエデュケーション(教育)版を使った授業。社会科の授業で京都の歴史を学びつつ、仮想空間で世界遺産の建物や伝統建築物を作っていきます。グループごとに紙に書いた設計図をもとにブロックを積み上げ、最終的に海外の学校の子どもたちに向けて英語でプレゼンテーション。海外の子どもたちに喜んでもらうため、真剣にディスカッションし合います。コミュニケーションは自然と活発になり、子どもたちは積極的に物事に取り組みます。約5名のチームで作成するため、みんなで考え、協力して行動することを子どもたちは心掛けます。時には意見の対立も生まれます。ここではあえて教員は何も言いません。子どもたち自身で納得できるまで考え話し合うことで、解決する力を伸ばします。

その他のツールの紹介

micro:bit
micro:bit micro:bit

イギリスで小・中学生向けに開発された約4cm×5cmの小型コンピュータボード。盤面に25個のLEDやスイッチ、センサーが付いています。コンピュータ・プログラムを書き込むことで、LEDを表示させるなど、プログラミングを学ぶことができます。子どもたちの創造力・豊かなアイデアを育みます。

Hour of Code
Hour of Code

あらかじめ用意されたブロックを組み合わせ、キャラクターを動かしながら楽しく簡単にプログラミングをすることができるビジュアルプログラミングツールです。目で見て分かりやすく、操作しやすいことが特徴です。

Microsoft プレゼン講習

講座を通して、伝える能力を培う

6年生では、マイクロソフトの講師によるプレゼンテーション授業を行っています。表現力がより豊かになるようアドバイスを受けながら、効果的なプレゼンテーションの手法を学び、子どもたちの持つ可能性を大きく広げます。また本校の授業では、発表やグループ学習の機会が多く設けられており、常日頃から「伝える能力」の醸成に取り組んでいます。

ロボット部の活動

世界へ飛び出し、競い合う

毎週金曜日の放課後、30名ほどの部員が活動。4年生の3学期より入部可能です。WRO (World Robot Olympiad )出場を目指し、ロボットの制作や、自身のタブレットを活用したプログラミングも行っています。授業の枠を超え、子どもたちは世界へ飛び出し、競い合うよう日々本気で取り組んでいます。

近年の実績

2017年 コスタリカ世界大会出場、
2018年 京都大会小学生エキスパート部門優勝
2019年 デンマーク WRO FRIENDSHIP INVITATIONAL TOURNAMENT 出場

「Microsoft Showcase School」の認定

世界中の学校から選出される本認定は、日本の小学校では唯一の選出校です。認定に伴い、子どもたちはマイクロソフト社の講師の方にプレゼンテーションのご指導をいただいたり、他国のMicrosoft Showcase Schoolとの交流をしたりする機会があります。また、学校として研究会の開催、世界中からの視察の受け入れなどさまざまな活動を行っています。
*2020年度実績

教員もMicrosoft本社で行われた研修をはじめ、アメリカ先進校の視察・講演・課題プロジェクトなどに参加。世界中から効果的なICT教育法を吸収し、学内での展開を図っています。