Event 2024 OIC ライティング・リトリート
2024.04.05
OICリサーチオフィスは、下記のとおり、OIC Wiriting retreatを開催いたします。これは、大阪いばらきキャンパスを中心に、研究者および研究者を目指す方の研究時間の確保や研究交流の促進を目指した企画です。
どなたでも自由にご参加いただけます。少しでも気になられた方はぜひ一度足をお運びいただけましたら、幸いです。
開催期間 | 2024年4月10日~2025年3月26日 |
開催日時 | 毎週水曜日 13:00-14:30 |
開催場所 | 立命館大学大阪いばらきキャンパス A棟8階 Co-Lab. |
ライティング・リトリートとは? |
◆ ライティング・リトリートとは何か ライティング・リトリートというのは日本語では聞き慣れない言葉ですが、要は、日常の雑音から離れて、論文などを「書くための時間」を作ろう、という試みです。◆ ライティング・リトリートのタイプ 書くための時間を意識的に作り出す、という目的は一緒ですが、それをどう形で実行するかという点では、2つのタイプがあります。一つは、同僚や研究グループで、泊まりがけの旅行に出かけ、日常の環境から離れ、書くことに集中するタイプです。もう一つは、同僚や研究グループで、日常的に大学の利用できる部屋などを使って実施されるタイプです。1回のセッションが、平均2-3時間程で、1週間に1回、2週間に1回、程度のペースで集まり、論文の執筆のための時間を設けます。このタイプは、英語圏の大学で日常的に実施され活用されています。最近では、Zoom を活用したリトリートもあります。◆ どのようにライティング・リトリートを活用するか 1) 論文の締切や競争的研究資金の応募書類の締切があるにも関わらず、時間が取れず執筆が進んでいない時に、リトリートに参加し書く時間を確保する、あるいは書き始める契機にする。2) 研究関連の執筆を日常化する。 3) 他の人と一緒に書くことで、モティベーションを上げ、生産性を上げる。 4) 時には、突然書けなくなってしまうライティング・グロックに陥ることもある。一人でなく、リトリートの同僚と問題を共有しながら乗り越えるために活用する。 ◆ なぜライティング・リトリートが必要なのか 日常の多様な業務をこなしていると、時間はどんどんと過ぎていってしまいます。研究や執筆の時間は意識しないと確保しづらいものです。ライティング・リトリートは、そんな時間を確保しやすくしてくれます。◆ 自分1人ではできないのか もちろん可能です。ただ、同じような気持ちの他の人たちと一緒に行うことで、よりモティベーションを上げることもできるのではないでしょうか。また、ライティング・リトリートを通じて、繋がりや、コミュニティが形成されることもあります。研究することは、楽しみを与えてくれる一方で、孤独な作業でもあります。同じような挑戦と向き合っている仲間がいることは、時に勇気を与えてくれるのではないでしょうか。 ◆ ルール 難しいことはないのですが、せっかく書くため(研究するため)の時間を作っているので、その目的を達成するための最低限のルールを設定しておきたいと思います。1) 始まる時間に参加する。 2) 「今日達成したい目標」を明確に持つ。 3) メール、テキストメッセージなどを一切遮断する。ただし、調べ物のためにwi-fiを使うことは問題ない。 4) 執筆に必要な道具は各自持参する。 5) 執筆・研究のためだけに時間を使う。 6) 静かに行う。 7) 肯定的にお互いの研究に対してモラルサポートを提供する。この空間は競争する場所ではないので、人の進捗について否定的かつ意味のない評価などはしないこと。 *これは、ルールではなく提案です。生産性を上げるために、休憩を取ることです。何分書いて、何分休憩するか、は各自が最も生産性の上がる形で行っていただければ結構です。 ◆ ライティングリトリートについて述べたウェブサイト https://today.duke.edu/2017/06/summer-retreat-faculty-brush-their-writinghttp://www.docs.hss.ed.ac.uk/iad/Researchers/Research_staff/Writing_facilitators guide_web.pdf https://cur.org.au/blog/writing-retreats-academic-indulgence-scholarly-necessity/ https://www.medarbetarportalen.gu.se/service-support/ASK/for-your-writing-and-speaking+/writing-retreats/;jsessionid=node01gorl0en3tkoamisckszcubti1509993.node0?languageId=100001&skipSSOCheck=true&referer=https://www.google.com/ |
参加費 | 無料 |
問合せ先 | 立命館大学OICリサーチオフィス Mail: oicro@st.ritsumei.ac.jp |