2019/09/09a いずみ♡


中高生・学部低回生向け電子情報演習課題

マイコン超入門 〜 ArduinoでLチカ

ここでは教育用や入門用でよく使われる Arduino というマイコン・ボードを使用して、 マイコン入門の定番である発光ダイオードの点滅、 通称Lチカをやってみる。


制御プログラムの基本形

制御系のプログラムは、 センサーで外界の情報を得て、 目的の動作を計算し、 アクチュエータで外界に作用する。 そのような処理を素直にプログラム化すると、 下図左のような流れになる。 Arduinoでは下図右のような雛形に基づいてプログラムを作成する。

初期化後、対象をずっと監視して制御する Arduino IDE ではこの雛形に従う
void setup() {
/* 初期化処理 */
}

void loop() {
/* ループ内の処理 */

}

マイコン演習の定番 〜 Lチカ

とにかく「Lチカ」をやってみよう。 Arduinoのボード上のLEDを周期的に点灯/消灯させる。 LEDは13番ピンに接続されており、 周期は1秒(点灯500msec、消灯500msec)とする。

プログラム例 led0.ino
#define LED0 13     /* D13 pin */
#define PERIOD 1000 /* 1000msec */

void setup() {
  pinMode(LED0,OUTPUT);
}

void loop() {
  digitalWrite(LED0,HIGH);
  delay(PERIOD/2);
  digitalWrite(LED0,LOW);
  delay(PERIOD/2);
}

プログラムコードを理解する

Arduino IDEで用いられるのはC/C++をベースにした言語であり、 基本的な関数群がライブラリとして提供されている。 リファレンスマニュアルを参照して自学自習されたし。


発展課題

単純なLチカができたら、以下のような動作をさせてみよう。 いずれもArduinoボード単体で実行できる。


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泉 知論立命館大学 理工学部 電子情報工学科

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