実用ドイツ語教室(第44回)

ファイラー (Feiler)

 ドイツのタオルメーカのブランド名らしい。ドイツ人の間でどれだけ知られているのか。少なくとも日本人の間では結構有名らしい。ハンドタオルは嵩張らないし、バスタオルなど他の製品ほど高くないので、お土産の定番になっている。特定の柄はドイツの三越でしか買えないともいわれているが、こだわらなければ日本食材店の脇においてあったり、日本でも購入できたりするようだ。たしかに肌触りは悪くない。喜んで買う人をとやかく言うつもりもない。
 ところがこのブランド、実は日本ではあまり「聞きなれない」。日本にとって横文字アルファベットはおよそ英語。ドイツ語で正しく発音している方がおかしく見られるようだ。
「フェイラー(日本ではこう言うらしい。ドイツ語でこれなら失敗だな。)」
注)「日本にとって横文字アルファベットはおよそ英語」は、さらに厳密には「米語」らしい。英国の有名なビールが、日本ではバスペールと呼ばれているらしい。

05/12/06 (06.12.05)

 ドイツでは、12月6日にサンタクロースがやってくるそうです。正確には聖ニコラウスさん(St. Nikolaus, der heilige Nikolaus)だそうです。この日は祝日ではありませんが、子供たちがプレゼントを楽しみにします。お菓子とか、りんごとか、素朴なプレゼントが振舞われているようです。百貨店のセールスに侵されたようなキンキラしたものではありません(たぶん)。

 さて今回の話題はニコラウスではなく、日付の書き方です。標題の括弧内のように、ドイツ(その他欧州の多く)では日、月、年の順らしいです。スラッシュ(/)も使わないようです。公演のポスターや製造日表示など、知らないでいると間違います。アメリカもまた違う順番のようです。なので最近のビジネス界(ただしアルファベット圏)では、月を数字にせず、また年号も略さず4桁書くようにしているそうです。

「06. Dez. 2005(しかし順番はぜったい変えない。)」

注)12月はDez. 10月はOkt. となるなど、英語のそれとは異なります。


10,835.01 (10.835,01)

 続けて数字を書きました。おちついて見ると気がつきますが、なぜか日本からの駐在員が銀行で振り込み額を間違えたそうです。どう間違えたんだろう。

, (Komma)が小数点(他の国ではどうだろう。)」