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第3回ボランティア・サービスラーニング(VSL)研究会【開催案内】

2月5日(火)10:30~12:30
場所
【衣笠】研究室3 (学而館2階)
備考
現代社会に求められるシティズンシップの全体像
立命館大学サービスラーニングセンターでは、全学共通教育の充実を図るべく、年間を通じて「ボランティア・サービスラーニング研究会(VSL研究会)」を展開しております。

21世紀社会における教養とは何か。この問いを巡っては、様々な場で議論が展開され、それとリンクして教育改革の方向性についても多くの提案が出されています。その提案の中で、高等教育のみならず、初等・中等教育や社会教育の場においても、「シティズンシップ(教育)」という言葉を多く見ることができます。本学サービスラーニングセンターのミッションにおいても「学生のシチズンシップ(ボランティアマインド等)を涵養する」と謳われています。

しかし、シティズンシップの涵養は、これまでの教育においても取り組まれてきたことです。では、現代社会において涵養されるべきシティズンシップの全体像とはいかなるものでしょうか。どのような時代的要請のもとで注目を集めているのでしょうか。既に確認されている通り、成長社会から成熟社会へ移行し、利益分配ではなく不利益分配が重要な政治課題となってくるなど、私たちは社会システムの転換過程の中で生きています。この潮流の中で市民社会に求められる機能も変容していっています。

今回のVSL研究会では、改めてこうした動向と展望を踏まえつつ、サービスラーニングの目的や根幹に関わる問いと向き合います。

講師には、『教育改革と公共性』(東京大学出版会, 1999年)や『シティズンシップの教育思想』(白澤社, 2003年)などの著作がある小玉重夫先生(東京大学大学院教育学研究科教授)をお招きします。小玉先生は一貫して「政治的リテラシー」の重要性を主張されています。ボランティア学習に偏りがちなシティズンシップ教育に対し、新たな視座を得て、私たちの教育/研究の実践をどのような方向で発展させていくのかを討議します。

ご興味のある方はぜひご参加ください。

日 時: 2月5日(火)10:30~12:30
場 所: 研究会室3 (学而館2階)
対 象: サービスラーニング/ボランティア教育に関心をお持ちの教職員、研究員、大学院生
テーマ:現代社会に求められるシティズンシップの全体像
講 師:小玉 重夫 先生(東京大学大学院教育学研究科)

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