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立 命 館 法 學

                                                ISSN 2434-1975

 

2021年 第5・6号

高田昭正教授 堀雅晴教授 松本克美教授
退職記念論文集


 

論     説       
  上   巻
建設アスベスト訴訟における建材メーカーの集団的寄与度に応じた連帯責任 石 橋 秀 起
集合動産譲渡担保の目的物の範囲の特定と実行方法
 ――法制審議会・担保法制部会の議論に寄せて――
生 熊 長 幸
ソーシャル・イノベーション学への軌跡
 ――自らの研究・社会実践の回顧を通じて――
今 里   滋
議会の紀律と懲罰
 ――ドイツの秩序措置の現在――
植 松 健 一
特商法の改正とネガティブ・オプションの犯罪化の可能性について 大 下 英 希
ガバナンス・ネットワークと「ヒエラルキーの影」
 ――予備的考察――
風 間 規 男
自治体と公文書管理制度 金 井 利 之
公共サービスの「ガバナンス」と新自由主義的統治
 ――2010年代イギリスの教育改革から――
久 保 木 匡 介
暗意としての自由 倉 田   玲
ドイツにおける連邦労働裁判所と連邦憲法裁判所
 ――1954年~1978年の議論を中心に――
倉 田 原 志
「学校の常識」を法的観点から問い直す
 ――人権教育を「砂上の楼閣」にしないために――
黒 川 亨 子
森林行政のガバナンスと市町村行政の課題
 ――森林の公益的機能を中心に――
小 池   治
英国1911年議会法6条の重要性:金銭法案ではない「歳入法案」に関わる習律の問題 小 堀 眞 裕
トランプ政権後の「トランプ現象」が示すもの
 ――アメリカ合衆国を考える視点――
佐 藤   学
琉球/沖縄の「自己決定権」について
 ――なぜ提起されなぜ潰されようとするのか――
島 袋   純
批判的ガヴァナンス研究と現代国家(=政治社会+市民社会) 進 藤   兵
『オシアナ』における統合と拡張
 ――ジェームス・ハリントンの属州論における平等性の観点から――
竹 澤 祐 丈
応招義務(医師法19条1項)と私法上の責任
 ――締約強制理論の観点からの一考察――
谷 江 陽 介
消費者信用法制における少額・短期間与信の位置づけとキャッシュレス決済 谷 本 圭 子
ケア空間の再編
 ――コミュニティに女性を呼び戻すことは可能か?――
德 久 恭 子
現代国家の諸矛盾と民主政の視座 中 谷 義 和
新型コロナウイルスの大流行と行為基礎の障害に基づく賃料減額の可否
 ――総論的考察編――
中 谷   崇
感染症対策の歴史的展開と新型コロナウイルス感染症対策
 ――感染症に関する危機管理の課題――
新 川 達 郎
  下   巻
水と紛争 西 村 め ぐ み
民法766条の解釈論
 ――第三者の監護者指定と祖父母と孫の面会交流――
二 宮 周 平
起訴後勾留中に余罪の取調べを受けている被告人の弁護人の援助を受ける権利
 ――刑訴法30条・憲法34条および法律援助国連原則・指針――
久 岡 康 成
捜査手段としてのDNA サンプル採取とデータベース登録の許容性 渕 野 貴 生
新カント主義刑法思想と日本法理運動
 ――小野清一郎の法理学はいかにして「敗北」したか――
本 田   稔
政治主導のもとでの専門知としての政治学の役割
 ――東日本大震災復興構想会議をめぐって――
牧 原   出
民法(債権関係)の改正と不真正連帯債務 松 岡 久 和
購入代金支払前の「商品」の費消と「不法領得の意思」
 ――名古屋高判令和3・12・14を素材として――
松 宮 孝 明
2021年衆議院選挙における政党の宣伝
 ――立憲民主の宣伝の課題,維新の議席回復と「身を切る改革」の問題点――
村 上   弘
中国における「領導」の行政学
 ――職務権限規定において――
毛   桂 榮
政策と公正さ
 ――分配的公正研究と手続き的公正研究のレビュー――
柳     至
刑事控訴審における破棄自判時の事実の取調べの要否
 ――最高裁令和3年9月7日判決を契機として――
山 口 直 也
株主による株主総会招集許可申立における取締役の招集遅滞の審査 山 田 泰 弘
ガバナンス改革と新自由主義改革についての試論
 ――堀雅晴氏のガバナンス研究を手がかりとして――
山 本 公 徳
戦後日本・ビルマ貿易の始まり 1949-1951
 ――ビルマ米の対日割当てを中心に――
吉 次 公 介
強制不妊手術国賠訴訟における「時の壁」
 ――民法解釈方法論からの考察――
吉 村 良 一
民法715条における使用者の負担部分
 ――最高裁令和2年2月28日判決に関する覚書――
和 田 真 一
訴訟外の相殺と既判力 和 田 吉 弘
高田昭正教授 オーラルヒストリー 聞き手:渕 野 貴 生
堀雅晴教授 オーラルヒストリー 聞き手:小 堀 眞 裕
    柳    至
松本克美教授 退職記念講義
 判例法理の形成と法解釈学の役割――私の研究史を振り返る
松 本 克 美
高田昭正教授 略歴・主な業績
堀雅晴教授 略歴・主な業績  
松本克美教授 略歴・主な業績



第399・400号