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2012/2/17

No.4「私と立命館」
●1973年卒:北条 和仁さん

立命館に入学して

 私は、プロフィールにもあるように長野の出身です。同級生のほとんどは、東京を中心に首都圏の大学に進学します。

 何故京都にとよく聞かれますが、高校の修学旅行が京都・奈良・大阪で、京都は素敵な街だと憧れがあったことと、大学は関東なら早稲田、関西なら立命館と漠然と思っていたからです。

 だから立命館の合格の通知があった時は、とても嬉しかったことを覚えております。入学した立命館は、学生運動がまだ激しい時代で、産社の校舎(今の救世会館)も封鎖されており、落ち着いて勉強するような雰囲気ではありませんでした。

 決してそんな時代のせいだけではありませんが、友達の下宿を泊まり歩き、アルバイトに精を出す自由気儘な学生生活を送りました。

卒業して…アメフトファンに

 卒業後は、京都で就職しました。大学とは、深井ゼミの同級生が京都に来ると、時々先生から召集がかかり同級会が開催されることくらいで、ほとんど没交渉でした。

 そんな私と、ここ十数年間立命館を結んでいるのは、大学スポーツです。私の学生時代は、立命スポーツの不毛時代で、伝統の立同戦も立命が2部落ちしているため、公式戦でなくお情けで試合をさせてもらうような状況でした。それが1994年にアメフトで急激に力をつけた立命が、ついに関学を破って学生日本一になるという信じられない日が来ました。

 それ以来、後援会に入会し、4月29日の長浜ボウルから1月3日のライスボウルまで暇があれば立命館パンサーズの追っかけをしています。私は、アメフトファンになったお陰で、学生スポーツの素晴らしさを沢山教えて貰いました。勝ったときの喜びは格別で愛校心を更に掻き立ててくれますが、それだけでなく素晴らしいライバル(関学や京大など)がいてお互いに切磋琢磨して成長し、全力でぶつかり合うところに勝っても負けても涙するような感動が生まれます。

 昨年は残念でしたが、今年は是非ライスボウルまで楽しませて欲しいと思っています。

校友会と関わって

 私が校友会と関わるようになったのも、何年か前のパンサーズ後援会の総会と選手との交流会に出席したときに、何十年振りかで校友会の役員をしている後輩と会ったのがきっかけです。

 校友会では、事業企画委員会を担当しています。事業企画委員会としては、昨年11月29日に初めての企画として、講演会とシンポジウムを開催しました。古谷会長の講演と在校生を交えたシンポジウムは、参加者から大好評でしたが、参加人員が少なかったことが残念でした。しかし一歩でも前に進むことが大切です。今後の事業企画委員会の企画に、多くの方の参加をお待ちしております。

 また校友会で実施して欲しい企画があればどしどしご意見をいただきたいと思っています。

●北條 和仁(ほうじょう かずひと)

卒業年月日 1973年3月 卒業
出 身 地 長野県
現 住 所 京都府
勤 務 先 社団法人 京都市交通局協力会
ゼ ミ 名 深井純一ゼミ
所属サークル
団 体
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