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2012/6/21

No.8「産社のご発展をお祈り申し上げます。」
●1991年卒:片山 剛さん

衣笠キャンパス-この地とともに過ごした4年間

 はじめまして。このような掲載、光栄に存じます。

 私は京都出身。実家が北野白梅町。幼い頃は衣笠山に登り、立命館の構内で遊んでいた子供でした。  その後、ご縁あって立命にお世話になった後も、串八・お好み焼きジャンボ・原谷グラウンド・金閣寺湯・喫茶ユンゲの根暗パフェ・東門でこっそり売られていた英語訳本…など、まさにこの地とともに過ごさせていただいた4年間でした。

 そのため立命館大学、特に「さんしゃ」には格別な思いがあります。

社会のそこら中で交わされる合言葉は・・・

 「産社」にお世話になり本当に幸せでした。

 入学時は「何を勉強する学部なん?」などとお恥ずかしい状態でした。ですが、いざ過ごしてみると、何をテーマに勉強しても自由で、面白い人や変な人がいっぱいいて、なんやかんやと華やかな産社。そのフワフワ感がとても好きになりました。

 甘さだけではありません。自由だからこそ、すべて自分の意志と行動に任される責任と、自ら未来を切り開かねばならぬ厳しさが、多くのユニークでたくましい人材を輩出するパワーとなっているのだと思います。

 社会に出て驚いたのは「立命OB・OG」の方々のご活躍です。

 私の働く会社でも、番組プロデューサーからアナウンサーまで多くの立命OBがいます。

 社外でも、ずっと仕事でお会いしている方が、ひょんなことから「立命OB」と知ることもたくさん。他局の方、お笑い芸人さん、タレント事務所のマネージャーさん、作家さん、新聞・出版・広告会社の方など…。そんな時は決まって、「串八ぃ?」「そう、串八ぃ」的なやりとりが交わされます。もちろん同じ業界に限ったことではありません。メーカー・金融・あれやこれや。毎日、社会のそこら中で誰かの「串八ぃ?」が行われています。

リフォームされた以学館で学ぶ皆さんへ

 話は変わって先日、たまたま20年ぶりに以学館に入る機会をいただきました。

 当時の建物は古くて薄暗いイメージだったのですが、構内に足を一歩踏み入れると、ピカピカのリフォーム済み。なんとも華やかで、学生さんたちがワイワイ春の賑わいにあふれていました。過去の記憶のまま止まっていただけに、まるで突然、未来の世界にポトリ落とされた様なフシギな感覚でした。思わず、

「4年、いや、1週間でいいから、こんな産社で勉強してみたい!!!!」

 私は、今こんなステキな大学時代を送ることのできる学生の皆さまを心から嫉妬し、心から応援させていただきます。そして、いつか近いうちに社会のどこかで「串八ぃ?」を交わせる日を楽しみにいたしております。

●片山 剛(かたやま つよし)

卒業年月日 1991年3月 卒業
出 身 地 京都府
現 住 所 東京都
勤 務 先 TBSテレビ
ゼ ミ 名 清野正義ゼミ
所属サークル
団 体
体育会 サッカー部