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2012/9/21

No.11「一度きりの今を全力で楽しんで!」
●2011年卒:阪田 真弓さん

スポーツ推薦で入学したさんしゃ。。。

 産業社会学部の皆さん、こんにちは。2011年卒業の阪田真弓と申します。

 私は卓球のスポーツ推薦で入学し、体育会卓球部での活動を中心に大学生活を過ごしました。

 立命館大学はスポーツに対して熱心な大学で、学生部、OBをはじめ様々な方が支え応援して下さいます。つい熱くなり過ぎるところもありますが(笑)、それが立命館の良さであり持ち味だと思います。そして、そんな体育会学生が集結しているのが我らが産業社会学部。産社の学び舎・以学館からは、外から見て分かるくらいのパワーがいつも漲っています。

部活以外に大きな存在だったゼミ活動

 四年間の大学生活はやはり部活動が大きな割合を占めていたのですが、私にとってもう一つ大きな存在だったのが大学3・4年時に所属した福間良明先生の歴史社会学ゼミです。このゼミの主な活動は学術本を皆で読み解き議論する読書会です。せっかく大学にいるのだから専門書なども嗜みたいとカッコつけて入ってしまったのですが、なんとなんと、学術本の面白いこと。こんなものの考え方があるのかと目から鱗が落ちました。学術本は読みにくく一人では到底手に負えないものも多いです。正直くじけます。しかしゼミの仲間と励まし合い慰め合い、そして福間先生の魔法のような分かりやすい解説によって「なるほど!」と理解でき(たような気にな)るのが楽しく、とても充実した時間を過ごしました。社会学って面白くてハマります。

 福間ゼミで出会った本達は普段の生活では手に取る機会がないようなものばかりで、しかし自分の人生はこれらの本達に大きな影響を受けました。また学術本という少しハードルの高いものに向き合う訓練ができたことで、本に限らず様々なことに尻込みせず飛び込んでいく気持ちを養えたように思います。

一度きりの人生、一度きりの今を生きているなら

 スポーツ推薦で入学したからスポーツ以外に遣う労力は最低限に抑えて、卒業さえできれば良い、というのはもったいない。私達は学費を支払って立命館大学卒業というブランドを買う訳ではないはずです。大学は高校までの与えられた課題をこなす学びから一転、興味を持ったことに自分から飛び込んでいく学びに変わります。飛び込まなくても卒業はできます。在学生の皆さんには、一度きりの人生、一度きりの今を生きているのだから、もったいぶらずに色んなことに興味を持って、ぜひ全力で楽しんでほしいと思います!

●阪田 真弓(さかた まゆみ)

卒業年月日 2011年3月 卒業
出 身 地 京都府
現 住 所 京都府
勤 務 先 (社)京都微生物研究所
ゼ ミ 名 福間良明ゼミ
所属サークル
団 体
体育会卓球部