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2014/5/23

No.31「サンシャで遊び(まなび)、サンシャで学び(あそぶ)」
●2007年卒業:古部 祐子さん

濃密だったサンシャでの4年間

 こんにちは!2007年卒業の古部祐子と申します。

 メディア、特に紙媒体が大好きで当時の情報メディア学系に所属していました。卒業後はフリーペーパーの営業・制作、住宅情報誌編集を経て現在はイラストレーターとしてメディアに関わり続けています。

 エンター団、サークル、ゼミ、バイトに恋愛・・・寝る間も惜しいくらい濃密な大学生活をエンジョイした自負はありますが、取り立てて目立った学生でもなく輝かしい実績もない私に何故お声がけくださったのだろうという疑問は今も消えません(笑)。しかし今回このような有り難い機会を頂いたので、サンシャ時代を私なりに振り返ってみようと思います。

 ここでは愛と親しみを込めて産業社会学部を「サンシャ」と表現させてください!

現場主義を培ったまちづくりゼミ。

 充実した大学生活の中で特に印象深いものは、地域に通い地域の方と協同でまちづくりを行う乾ゼミでの活動でした。マスコミ志望の仲間たちはメディア関係のゼミに行く人が多かったのですが、1つの分野に偏るのがなんとなく嫌だった私は単純に「まちづくり」「フィールドワーク」というワードに好奇心の炎が燃え上がってしまい即決でした(笑)。

 強いリーダーの存在、ルーティーンの地域活動に真面目に参加する人や愚痴をこぼす人、ぬるい空気だったり緊張感が漂ったりしていた数々の会議、イベントの打ち上げの缶ビールの美味しさ(笑)・・・「まち」には、理論や想像を越えたナマの体験や出逢いが溢れていました。

 自ら現場に足を運び、その中で課題をあぶり出し、解決策を練り、実行し、フィードバックし、また実行・・・図らずも、まちづくりを通してマスコミで働く上での基礎を学んだような気がします。

サンシャは機会に溢れた学び(遊び)舎

 サンシャの先生方がよく口にされていた言葉の中で、特に私が社会と関わる上で大事にしているものを2つご紹介します。1つは「求めよ、さらば与えられん」。サンシャには多様な学びの場と機会の用意はあるが生かすも殺すも全て自分次第。その人自身の自発性を重んじる風土がありました。現在私はフリーとして活動していますが、じっとしていても仕事は来ませんので(笑)自ら動き、仕事の機会を求めていくことが不可欠です。 そしてもう1つが「よく遊び(まなび)、よく学べ(あそべ)」。私はまさにそんな大学生活を送りました。解釈が正しいかはわかりませんが、仕事を真剣な遊びのような感覚で取り組むことや遊びも何でも全て学びにしようとする姿勢は、社会人になってからもフリーとして活動する今でも大切にしています。日々感性を震わせて出来事や体験を全て自分の血肉にし、イラスト活動に還元して、それが誰かの役に立てたら最高ですね。

 最後に受験生や在学生の皆さん、サンシャは活気と自由で溢れている魅力的な学び(遊び)舎です!自ら足を踏み出せば自分の世界や可能性がパァーーーッと広がっていく環境がここにはありますよ。

●古部 祐子(ふるべ ゆうこ)

卒業年月日 2007年3月 卒業
出 身 地 福岡県
現 住 所 長崎県
勤 務 先 イラストレーター
ゼ ミ 名 乾亨ゼミ
所属サークル
団 体
エンター団