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2015/3/25

No.41「好きなこと、好きな人に出会た産社」
●2005年卒業:小田嶋 麗さん

キラキラしている兄にあこがれ

 私が産社会学部に入学したのは2001年4月。受験は兄がきっかけでした。産社で福祉を学ぶ姿がなんだかキラキラして見えて、ここでならきっと好きなことに出会える、と期待に胸膨らませた記憶があります。

 実際入学すると、早々に部活やサークル、学部の活動等で日々充実した様子の同級生も多く、当初は少し取り残されたような感覚も抱きました。しかし、産社の魅力のひとつは自分の思うように好きなことを探す時間が作り出せること。一般教養で専攻と異なる教科を受講してみたり、副専攻で語学に挑戦してみたり。人形劇サークルでは一から何かを作り上げる面白さに触れたり、大切な仲間を見つけたり。自分のペースで、少しずつ好きなことに出会えました。

恩師から学んだ、人生を楽しむコツ

 2回生後期からゼミ活動が始まると、今度は「基礎演習かゼミできっと一生の仲間と出会える」と兄から聞いていた言葉が、すとんと落ちました。同期は卒業後それぞれの道を歩んでいますが、今も時折集い、元気と刺激を貰っています。今は亡き恩師の深井先生には、調査ゼミとしての勉強はもちろん、人との付き合い方や遊ぶこと、人生を楽しむコツのようなものも多く教わりました。「ゼミの醍醐味は世代を超えて先輩後輩が繋がれること。私を使って、人脈もどんどん増やすといい」とホテル業界志望の私に紹介してくださった20期近く上の大先輩には、ホテルマンとして就活の相談に乗って頂いただけでなく、10年経った今も時折お世話になっています。

 卒業後ご縁あって入社した京都ブライトンホテルでは、客室係、ベルパーソンを経て現在はコンシェルジュとして勤務しています。「ほっと安心できる空間の提供」を心に、国内外からご来館くださるお客様の観光やお食事等のご相談を承ったり、時には世間話をしたりと現場で接客に携わっています。おかげさまで「京の我が家」と言ってくださるリピーターの方も多く、私自身も多くの力と元気をいただいている日々です。

今は、京都ブライトンホテルで

 私にとって産社での4年間は、良くも悪くも自分を見つめることができ、信頼できる人たちと出会うことができたかけがいのない時間でした。今となればもっと旅すれば良かった、もっと遊べば良かった、もっと勉強すれば良かった等と思うこともありますが、もう一度大学生活をやり直す機会があったとしても、きっと同じ道を選ぶと思います。これから産社で学ばれる方にとっても、多くの出会いや経験を通し、産社での学生生活がかけがえのない日々となることを願っています。

 京都ブライトンホテルでも、心を込めて作ったお料理や四季折々の宿泊プラン等をご用意しています。京都御所近くへいらっしゃることがあれば、是非お越しくださいませ!

●小田嶋 麗(おだじま うらか)

卒業年月日 2005年3月 卒業
出 身 地 大阪府・京都府
現 住 所 京都府
勤 務 先 京都ブライトンホテル
ゼ ミ 名 深井純一ゼミ
所属サークル
団 体
人形劇団ふうせんのり