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2019/1/28

No.78「誰よりも濃いと思える4年間に」
●2018年卒業:吉母 力也さん

広い世界を体験したい

 2018年3月に産業社会学部を卒業いたしました、吉母力也(よしも ちから)と申します。名前がとても珍しいのですが、山口県下関市豊北町という、 関西からは想像できないほどの田舎出身です。現在は事業再生コンサルティング会社にて、法人営業の仕事をしています。後述しますが、『さんしゃ』での学びがとても今の仕事に活きています。

 私が山口の田舎から京都の立命館大学産業社会学部を目指したきっかけは、「地域創生について学びたい」という思いに加え、「田舎にはない広い世界を体験したい」という思いがあったためです。

 社会学系の学部なので、当然 『さんしゃ』 には地域について学ぶ活動や事業があります。加えて、その枠にとどまらない様々な視点からの学びがあることや、自由な校風に惹かれました。

 実際に3・4回生と在籍した永橋先生のゼミでは、自身の研究だけでなく、教育や貧困、地域スポーツなど、他のゼミ生の研究を共に「学びあう」ことから刺激を受け、 自身とは違う生い立ちの仲間を理解することや、全く知らない世界を見せていただいたことで大きく知見が広がりました。

バックグラウンドの違う仲間と目指したもの

 無事、卒業論文を書き終え卒業することができたのも、先生やゼミ生の同期の支えのお陰です。

 また、課外活動では、体育会男子ラクロス部に4年間所属していました。3回生までは選手として、最後の1年間は学生コーチとして1回生の指導を行いました。

 毎朝5時に起きてBKCキャンパスまで練習に通い、午後は授業を受けに衣笠キャンパスへ戻り、夜はアルバイトと、かなり過酷な生活でしたが、仲間と一つの目標を目指して捧げた4年間は一生の宝物です。

 ラクロスは大学から始める人がほとんどなので、出身スポーツや出身地が異なる150人前後の大きな組織で過ごす4年間でした。

 部活動において「人間的成長」という理念を掲げ、結果だけでなくプロセスやチームの在り方を模索し続けミーティングも重ねました。辛いことがほとんどでしたが、目標を掲げチームで動く、バックグラウンドの違う人間同士でお互いの価値観を共有しあう、という活動は間違いなく社会に出てから活かされています。

充実した毎日を過ごしています!

 私が勤めている企業は、ミッションとして「日本の文化を紡ぐ」を掲げ、日本の価値ある文化の継承、歴史的建造物の利活用により、事業再生、地域創生・地域活性化を行っております。

 再生のエンジンとして、婚礼事業・観光事業等複数の事業ドメインがある中、私はクロスファンクション事業部(法人営業部)にて新規顧客の開拓や既存顧客への更なる価値提供に日々従事しております。

 私が地元山口にいたころより携わりたかった、地域創生・地域活性化に関われているとともに、1年目より責任ある仕事を任せていただいています。

 山口にいたころの、まさに「井の中の蛙」だった私では到底関わることのなかった人たちと充実した毎日を過ごしています。

 それは『さんしゃ』での多様性のある学びと、部活動で培ったチームワークがあるからこそです。『さんしゃ』には、自分が求めれば求めるだけ、幅広い可能性が用意されています。

 在学生の皆さんには、それぞれ自分自身なりに、誰よりも濃いと思えるような4年間を過ごしていただきたいです。

 これから『さんしゃ』を目指す方々も、ぜひ、その可能性を自分でつかみ取ってください。共に頑張りましょう。

●吉母 力也(よしも ちから)

卒業年月日 2018年3月 卒業
出 身 地 山口県
現 住 所 大阪府
勤 務 先 バリューマネージメント㈱
ゼ ミ 名 永橋爲介ゼミ
所属サークル
団 体
体育会男子ラクロス部

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