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2019/12/20

No.83「問題を発見し、それを解決できる人間に」
●1984年卒業:河口 隆雄さん

憧れの大学生活!

 はじめまして、1984年卒の河口隆雄と申します。早いもので、立命館大学を離れて36年の月日が流れました。若い頃は出身大学なんて気にすることはありませんでしたが、年を取ったのか妙に同じ繋がりのようなものが欲しくなり、校友会の100周年の式典に参加しました。それがご縁で「さんしゃびと」に寄稿させていただきました。どうぞよろしくお願いします。

 憧れの大学生活!新しい友人もでき、競技スキーのサークル(アルペンスキー愛好会ホワイトクリスタル)にも入部し、毎日が充実していました。

無意識の内に備わった「学生」の本分

 高校までは「生徒」と呼ばれ、先生から教えを乞うものですが、大学からは「学生」と呼ばれ、自ら問題提起しそれを解決することを学ぶものであると、当時はそんな自覚もなく毎日を過ごしていたのでしょう。しかし卒業してからの36年間を振り返ると、立命館大学で過ごした4年間で無意識の内にこの「学生」の本分を植え付けられていたように思います。

 大学を卒業後、不動産の仕事に36年間携わり、2019年2月に子会社へ出向しました。株式会社宮本商行という日本初の銀製品専門店(銀座)を経営する会社です。1880年創業、宮内庁御用達の看板を掲げ、皇室の慶事で配られる引き出物をお納めしたり、上皇上皇后両陛下からご注文を賜っています。また、プロゴルフツアーの優勝カップや大相撲の優勝力士がお酒を飲み干す大きな銀杯も納めています。

「If you can dream it , you can do it!」

 しかし、華々しい納入実績とは裏腹に業績は芳しくありません。今まで携わった不動産とは全く異なる世界に身を置き、悪戦苦闘の日々を送っていますが、立命館大学に入学したあの頃のように、新しい仲間ができその仲間と共通の課題を解決していく毎日に、充実感を味わっています。あの頃と違うのは、「自ら問題提起し、それを解決する」ことが求められていると、知っていることです。親会社にいた頃に見つけられなかった夢が、今ははっきりと見えています。

「If you can dream it , you can do it!」

サラリーマン人生の最後に、夢の実現に向けて全力で取り組みたいと・・・・・

「何の決意表明やねん(笑)」

●河口 隆雄(かわぐち たかお)

卒業年月日 1984年3月 卒業
出 身 地 兵庫県
現 住 所 東京都
勤 務 先 ㈱宮本商行
ゼ ミ 名 -
所属サークル
団 体
アルペンスキー愛好会 ホワイトクリスタル