立命館土曜講座 開催講座一覧


2009年9月5日 講師: 藤田 卓也

からだの中のくすりの動き

 我々は、これまでもこれからも色々な場面で薬を使用してきた、あるいは使用することと思います。そのためもあるでしょうか、多くの人々は、風邪をひいた時や頭痛・腹痛の際に服用している薬の効き方について、何らかの注意を払っているように思います、しかし、こうした薬が体の中でどのような運命を辿って体の外に出て行くのかについてについて気にしたことがあるでしょうか?また、最近は薬の飲み合わせに関しても薬剤師や医師からいろいろ注意や説明を受けることがあります。なぜ薬の飲み合わせが問題なのかをわかりやすい言葉で説明することは我々専門家にとっても結構難しいと感じています。本講座では、薬を飲んだ後の体の中での薬の動きについて紹介し、それをもとに薬の飲み合わせで問題となる点を解説していきたいと思います。さらに、科学技術の進歩に伴い、従来の薬の概念を超えた新しい薬(細胞を薬として使用する、遺伝子を薬として使用するなど)についても紹介し、近未来の薬物療法についても講師の願望も含めて紹介したいと思います。

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