立命館土曜講座 開催講座一覧


2010年2月13日 講師: 峯俊 智穂

世界遺産保護と観光

 世界の文化遺産と自然遺産の保護のための条約(世界遺産条約)はユネスコによって採択された条約です。そのため、観光のためにつくられたものではありません。しかし現在では、例えば旅行パンフレットをみると「世界遺産」を掲げるものがあるように、観光商品として注目されています。また、世界遺産リストに記載された物件を有する地域では観光者の増加がみられ、これから記載を目指す地域では観光資源としての役割が期待されている傾向にあります。
 観光に関して、日本では2008年10月1日に観光庁が発足し、観光地づくり、国際観光の振興、観光産業の支援、人材の育成・活用など、観光立国の実現に向けた多様な施策が展開されております。また、日本各地では観光を手がかりとした地域づくりがみられます。
 それでは、観光が世界遺産保護に果たすことができる役割はあるのでしょうか。私が担当する講座では、世界遺産保護と観光との関わり方について概観し、身近な例として京都歴史回廊協議会が開催している「歴史回廊ウォーク」を取り上げて考えてみたいと思います。





 初めて土曜講座を聴講しました。私は立命館大の学部生ですが、普段受けている講義とはまた違って自分の知識の幅を広げることが出来ました。
 歴史回廊ウォークの取組みは大変興味深く、もっと京都の歴史を観光を通して味わいたいなと思いました。
 また、世界遺産、そして観光は、経済と密接に結びついており、課題等もまだまだあるのだなということを認識しました。

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