紀要 21巻3号 2010年1月
 
目次  執筆者一覧
 
国際ワークショップ
東南アジアとの通路 ─日本文学・文化研究理論を考える─
  東南アジアとの通路をいかに拓いていくか
─日本文学・文化研究の交換と共軛の探求に向けて─
中川成美 pp. 1 - 4
 
1.タイの日本文学・日本研究
  
  日本文学にみるタイ表象
─オリエンタリズムのまなざしから観光のまなざしへ─
メータセート・ナムティップ pp. 5 - 16
  タイにおける日本文学・文化及びポップカルチャー受容の現状と研究
─『ミカド』『蝶々夫人』から‘ブライス人形’ まで─
平松秀樹 pp. 17 - 28
  近代日本における〈タイ〉イメージ表象の系譜
─昭和10 年代の〈南洋〉へのまなざし─
久保田裕子 pp.29 - 41
    
2.ベトナムの日本文学・日本研究
  ベトナムにおける日本文学の翻訳・出版・教育・研究
─現状及び今後の課題─
TRAN Thi Chung Toan pp. 43 - 52
  ベトナムにおける近年の日本研究の状況とその特徴 NGUYEN Tien Luc pp. 53 - 60
  ベトナム南部における日本文化浸透から日本語普及へ NGUYEN Vu Quynh Nhu pp.61 - 70
  コメント 中村三春 pp.71 - 73
   
3.マレーシアの日本文学・日本研究
  Japanese Language Courses:
A Surging Factor into the Future (The Foundation of Japanese Studies in Malaysia)
Sohaimi Abdul AZIZ pp. 75 - 81
  マレーシアにおける日本文化
─日本語教育から文学翻訳まで─
葉 蕙 pp. 83 - 93
 
4.インドの日本文学・日本研究
  
  インドにおける日本研究の現状
─問題と将来性─
プラット・アブラハム・ジョージ pp. 95 - 104
  コメント─インドにおける日本文学・文化研究の将来に寄せて─ 稲賀繁美 pp. 105 - 108

5.インドネシアの日本文学・日本研究
 
  日本研究の展望─インドネシアをめぐって─ Bambang WIBAWARTA pp. 109 - 115
  コメント 木村一信 pp. 117 - 118
 
ワークショップ アジア研究の課題  
  東アジアにおける政治文化と地域意識
─「アジア的価値」論に内在するオリエンタリズムの考察─
秋田道子
工藤 献
pp. 119 - 128
  アニメーションと〈新〉植民地主義
─アニメーターの搾取構造と東南アジアへのまなざし─
禧美智章 pp. 129 - 141
  日本映画における「アジア的都市」の表象
─『スワロウテイル』・『イノセンス』から─
松田有紀子 pp. 143 -150

2009 年度 アヴァンギャルド研究会/
ヴィジュアリティ研究会 共同研究報告
  駄洒落によるブルジョア批判
─「ニカラグア・反‐アカデミー」運動の諸相─
崎山政毅 pp. 151 -162
  ニカラグア・アヴァンギャルド資料 崎山政毅(訳) pp .163 - 184
  世界は変わり続ける
─『わが悲しき娼婦たちの思い出』論序説─
久野量一 pp. 185 - 192
  共同的映像のひらく可能性
─メキシコ・チアパス地域先住民の実践から─
佐々木祐  pp.193 - 202

2008 年度 プロジェクトB4 研究報告(7)
戦後の農民運動と農村の変容
  はじめに 西川長夫  p.203
  農業・農民問題研究のために
─お礼に代えて─
来栖宗孝  pp.205 - 213

個別論文
  ツェラーンと1968 年の詩 金子英雄 pp.215 - 227
  「編集」という名の思想
─劉清之の『戒子通録』をめぐって─
緒方賢一 pp.229 - 243


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