紀要 23巻2号 2011年10月
 
   
目次  執筆者一覧  
   
秋季連続講座「グローバル・ヒストリーズ―国民国家から新たな共同性へ」
第1シリーズ「トランスアトランティック/トランスパシフィック」
 
第1回「グローバル・ヒストリーズとは何か
―トランスアトランティック/トランスパシフィックな視点をもとに」
 
  《グローバル・ヒストリーズ》をめぐって
―トランスアトランティック/トランスパシフィックな視点をもとに
崎山政毅 pp. 1 - 7  
  コーヒーの味は歴史が決める
―グローバル・ヒストリー的アプローチ―
小澤卓也 pp. 9 - 25  
第2回「日本を《太平洋》から眺める」
 
  小笠原-硫黄島から日本を眺める
―移動民から帝国臣民,そして難民へ―
石原 俊 pp.27 - 38  
  歴史の外部と倫理
―グローバル・ヒストリーの歴史哲学によせて―
森 宣雄 pp.39 - 59  
  コメント 「捨て石」としての小笠原? Charles FOX pp. 61 - 70  
第3回「平和構築のために―ジェンダー・アプローチの可能性」
 
  戦時性暴力の被害者から変革の主体へ
―中米グアテマラにおける民衆法廷の取組み―
柴田修子 pp. 71 - 82  
  南アフリカの真実和解委員会と女性たちの証言 坂本利子 pp. 83 - 92  
第4回「カリブは周縁か」
 
  はじめに 西 成彦 pp. 93 - 99  
  「高度必需」とは何か?
―フランス海外県からポストコロニアル状況を考える―
中村隆之 pp. 101 - 111  
  キューバ,肯定の詩学と否定の詩学 久野量一 pp. 113 - 120  
  カリブ海のユートピア/ディストピア 鈴木慎一郎 pp. 121 - 128  
   
イアン・F・マクニーリー氏招待講演会  
  <原文>Wilhelm von Humboldt and the World of Languages Ian F. MCNEELY pp. 129 - 147  
  <翻訳>ヴィルへルム・フォン・フンボルトと言語の世界 イアン・F・マクニーリー(講演)/石田文子(訳) pp. 149 - 166  
  質疑応答   pp. 167 - 170  
   
ジェンダー研究会シンポジウム
バックラッシュ時代の平和構築とジェンダー
―「女性国際戦犯法廷」10年を迎えて―
 
  はじめに 池内靖子 pp .171 - 177  
Ⅰ部 戦時性暴力/日常の性暴力  
  沖縄からの報告
―米軍基地の現状と米兵によるレイプ事件―
宮城晴美 pp .179 - 182  
  戦時性暴力/日常の性暴力
―南京ワークショップからの報告―
村本邦子 pp .183 - 185  
  宋神道さんと共に裁判をたたかって 梁 澄子 pp .187 - 191  
  性暴力,植民地支配,日米同盟
―女を乱用する支配―
鄭 暎惠 pp .193 - 202  
Ⅱ部 歴史と言説―「慰安婦」問題と関連して  
  「慰安婦」・公娼の境界と帝国の企み 宋 連玉 pp .203 - 208  
  日本軍「慰安婦」と米軍基地村の「洋公主」
―植民地の遺産と脱植民地の現在性―
LEE Na-Young(李 娜榮)/呉 仁済(訳) pp .209 - 228  
  韓国人「軍慰安婦」問題について日本政府の責任を求めることは民族主義の発露なのか
―体系的強かんの植民地系(coloniality)―
YANG Hyunah(梁 鉉娥)/金 友子(訳) pp .229 - 245  
  「慰安婦」問題と日本の民主化 岡野八代 pp .247 - 259  
Ⅲ部 全体討論  
  全体討論 司会 崎山政毅・池内靖子 pp .261 - 283  
   
個別論文  
  Autonomous Student Learning Groups: Aims and Outcomes Richard SILVER pp .285 - 305  
  The Desert Within: Searching for Union in Paul Bowles’ The Sheltering Sky Christopher SUMMERVILLE pp .307 - 317  
  時を表す表現―「トキ二」をめぐって― 澁谷きみ子 pp .319 - 330  


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