紀要 27巻1号 2015年10月
 
   
目次  執筆者一覧  
   
2014 年度国際言語文化研究所連続講座西川長夫―業績とその批判的検討  
  ポスター pp. 1 - 2  
 第1 回「戦後日本文学と国民国家論―廃墟の光を求めて―」  
  西川長夫『日本の戦後小説─廃墟の光』を考える─文学と戦争責任─ 中川成美
pp. 3 - 13  
  廃墟の光に見られる「暗い絵」─西川長夫先生と野間宏─ Brett de Bary pp. 15 - 22  
  非国民の反国民国家論 ─坂口安吾の謀叛─ 林淑美 pp. 23 - 33  
  野間宏『真空地帯』と国民国家論 ─国民化される肉体の裂け目─ 内藤由直 pp. 35 - 49  
 第2 回「国家イデオロギー装置としての大学―そこで研究・教育するということ」  
  はじめに 高橋秀寿 pp. 51 - 52  
  国家のイデオロギー装置としての大学─西川長夫と批判的知の可能性─ 今野 晃 pp. 53 - 64  
  「廃墟」としての大学で生きること─国家イデオロギー装置と脱出の回路─ 番匠健一 pp. 65 - 76  
 第3 回「韓国における国民国家論」  
  はじめに 高橋秀寿 pp. 77 - 78  
  国民国家は「どう」超えられるべきか?─韓国における西川長夫をめぐる議論を中心に─ 金 杭
pp. 79 - 86  
  ボナパルティズム論から私論へ ─西川長夫の「国民国家論」と植民地朝鮮─ 沈 煕燦 pp. 87 - 101  
  「引揚少年」としての西川長夫と韓国 原 佑介 pp. 103 - 106  
 第4 回「国民国家論の越え方」  
  はじめに 中本真生子 pp. 107 - 108  
  「国民国家論」と世界史 松塚俊三 pp. 109 - 124  
  国民国家論と戦後歴史学 ─「私」論の可能性─ 加藤千香子 pp. 125 - 139  
  国民国家論がたちあがるとき 長 志珠絵 pp. 141 - 145  
  西川長夫の国民国家論と「移民」 崔 博憲 pp. 147 - 154  
 第5 回「〈新〉植民地主義論の射程」  
  はじめに 西成彦 pp. 155 - 157  
  国民国家と植民地主義 ─最後の海外県マイヨットを手がかりに─ 平野千果子 pp. 159 - 174  
  西川長夫の著作における〈新〉植民地主義のテーマについて 中村隆之 pp. 175 - 180  
  都市の植民地主義と「棄民」─寄せ場・野宿の思想と実践からの問い─ 原口 剛 pp. 181 - 191  
  〈新〉植民地主義論という光のもとで「沖縄問題」を考える─創り出される現場から─ 大野光明 pp. 193 - 207  
 西川長夫氏へのインタビュー(2011 年,於ソウル)  
  パリの68 年5 月革命と日本/韓国への影響 キム・ウォン(金元)/
キム・ハン(金杭)/
原佑介(訳)
pp. 209 - 226  


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