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目次 | |||||||||||||
序・国民国家とアジアの現在 | 西川 長夫 | (11) | |||||||||||
一 飼い慣らされるエスニシティ,暴力化するエスニシティ ―現代インドネシアの民族と国家 |
山下 晋司 | (26) | |||||||||||
1 はじめに |
(26) | ||||||||||||
2 民族と国家――インドンネシアの場 |
(27) | ||||||||||||
3 インドネシアの文化政策 | (29) | ||||||||||||
4 飼い慣らされるエスニシティ | (31) | ||||||||||||
5 暴力化するエスニシティ | (37) | ||||||||||||
6 エスニシティを越えて――グローバル化のなかで | (40) | ||||||||||||
7 結語 | (42) | ||||||||||||
二 東南アジア島嶼部における港市とエスニシティ | 弘末 雅士 | (46) | |||||||||||
1 インドネシアの国民統合とエスニシティ | (46) | ||||||||||||
2 地域世界の形成媒体としての港市 | (48) | ||||||||||||
3 前近代の内陸民族世界 | (52) | ||||||||||||
4 近代植民地体制と多様なるエスニシティの出現 | (55) | ||||||||||||
5 インドネシア民族主義の台頭 | (59) | ||||||||||||
6 インドネシア民族主義とスク・バンサ | (63) | ||||||||||||
三 多民族国家マレーシアにおける国民統合 | 野村 亨 | (68) | |||||||||||
マレーシアの地理環境 近代の歩み 国境の確定 日本の軍政支配 独立へのあゆみ マレーシア連邦の結成 民族構成 民族と政治 ブミプトラという概念 選挙制王政 国教としてのイスラム 法律上のジレンマ 民族対立の種 国民意識と国家統合 同族社会の危うさ | |||||||||||||
四 複合移民社会の国民統合―シンガポールの場合― | 田中 恭子 | (84) |
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1 はじめに | (84) | ||||||||||||
2 歴史的背景 | (85) | ||||||||||||
3 言語と市民権をめぐって | (88) | ||||||||||||
4 マレーシア | (90) | ||||||||||||
5 都市国家のサバイバル | (93) | ||||||||||||
6 努力と幸運――成功の要因 | (95) | ||||||||||||
7 おわりに | (98) | ||||||||||||
五 タイにおける国民国家―歴史と展望― | 村嶋 英治 | (102) |
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1 一九世紀いらいのタイの歩み | (102) | ||||||||||||
2 民族,仏教,国王の三位一体 | (108) | ||||||||||||
3 「タイ人」の形成 | (113) | ||||||||||||
4 植民地体制からの脱却 | (116) | ||||||||||||
5 民族自決の動きと米英仏の牽制 | (123) | ||||||||||||
6 冷静時代の民族と国家 | (126) | ||||||||||||
六 ドイモイと文化の変化―変わるベトナムと少数民族― | 古田 元夫 | (130) |
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1 ドイモイとは何か | (131) | ||||||||||||
2 ベトナムの民族構成の多元性の再認識 | (133) | ||||||||||||
3 ドイモイ期の少数民族社会 | (138) | ||||||||||||
七 植民地支配の歴史を越えて ―未来への投企としてのフィリピン・ナショナリズム― |
清水 展 | (148) |
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1 はじめに | (148) | ||||||||||||
2 スペイン支配の空間として | (149) | ||||||||||||
3 アメリカの影のもとで | (153) | ||||||||||||
4 文化の混血性と「未完の革命」 | (160) | ||||||||||||
5 おわりに | (167) | ||||||||||||
八 中国の国民統合と「中華民族」 | 大ア 雄二 | (172) |
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1 「国民国家的思考」の呪縛 | (172) | ||||||||||||
2 中華という世界秩序 | (176) | ||||||||||||
3 「那遜(ネーション)」,「民族」のもつ二重性 | (182) | ||||||||||||
4 一にして多の中華人民共和国 | (187) | ||||||||||||
九 今日のヒンドゥー教とメディア・テクノロジー | 中村 忠男 | (193) |
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1 テレビをめくる二つの風景 | (193) | ||||||||||||
2 テレビ叙事詩とコーラ:インドにおけるテレビ・メディアの発達 | (195) | ||||||||||||
3 「トヨタ・ヒンドゥーイズム」:ヒンドゥー至上主義と メディア・テクノロジー | (201) | ||||||||||||
4 再びテレビをめぐる風景へ | (208) | ||||||||||||
十 国民国家の成立とアジア映画 ―マレー半島における映画製作事例から― |
松岡 環 | (210) |
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1 アジア映画の勃興と定着 | (211) | ||||||||||||
2 大スタジオ時代のコスモポリタン的映画製作 | (216) | ||||||||||||
3 国民国家成立と大スタジオ時代の終焉 | (222) | ||||||||||||
シンポジウム「アジアの中の日本・日本の中のアジア」(司会・山口幸二) | |||||||||||||
<報告> | |||||||||||||
アジアから世界の国民国家を考える | 西川 長夫 | (230) | |||||||||||
一 はじめに――美術展「東南アジア一九九七」のカタログから |
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<コメント> | |||||||||||||
1 タイの国民統合 | 竹内 隆夫 | (251) | |||||||||||
2 東南アジアの華人ネットワークについて | 小木 裕文 | (257) | |||||||||||
3 自己認識・生存認識にかかわるアジア体験 | 木村 一信 | (263) | |||||||||||
4 記憶のエコノミー | 中島 隆博 | (269) | |||||||||||
5 国家が個人をとらえる | 渡辺 公三 | (274) | |||||||||||
(補足)シンポジウムを終えて ―今後の議論の素材の一つとして |
山口 幸二 | (280) | |||||||||||
関連略年表 | (293) | ||||||||||||
著者略歴 | (294) | ||||||||||||
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