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  • 高齢者向け健康プログラムの促進

スポーツ健康科学部教授 藤田 聡

大学発、シニアのシニアによるシニアのための
健康プログラム。

「仲間同志で楽しく教え合えば、体調も良くなる上にコミュニティの活性化にもつながる」
そう語るのは、プログラム考案者の藤田。
3年前から始まったこの健康プログラム、
伸縮性のバンドを引っ張ることで負荷をかけ、筋肉を鍛える。
筋力のアップは、転倒のリスクを減らし、寝たきりや要介護の原因を遠ざける。
バンドを握る両手の間隔を調整するだけで、負荷をかえられるのも、
始めやすさのポイント。
現在は大学側がレクチャーをするだけでなく、
リーダーを育成し、高齢者自らが指導者となる講座も始まった。
教える人が増えれば、健康になる人も増えていく。
この秋、いよいよ30人のシニアリーダーが誕生する。
そこで教えられた人が、また誰かに教えたくなる。
そんな健康の連鎖を全国に広めることこそが、このプログラムの最終目標。
日本の体内年齢の高齢化に、歯止めをかけたい。